BMWBIKES vol.93 掲載記事
Text & Photo / BMWBIKES編集部
NEW MODEL
INFORMATION 02
S1000R
19年に発表され20年にデリバリーが始まった新型S1000RR。しかし「RRが出たのになぜRが出ないのか」という声もあちこちで聞いた。
そんなライダーに朗報。フルモデルチェンジを受けた直4ネイキッドS1000Rが昨年11月19日、ネット上でやっと発表された。
もちろん全体のベースとなっているのはS1000RRでフロント周りを一新。専用にデザインされたフロントマスクとシュラウドが装着され、ハンドルはバーハンドルを採用。このハンドルは位置を2段階に調整可能で、好みや体格に応じて変更できる仕様だ。
エンジンも基本はRRのものだが、サーキットを主戦場とするRRの最高出力207hpから、公道でのライディング特性を考慮して165hpへとデチューン。
RRの目玉であるシフトカム機構も外され、ミッションのギア比は4~6速をロング化。より低中速域の扱いやすさを上げながらも、騒音の低減と燃費の向上を実現している。
またアンチホッピングクラッチやエンジン抗力トルク制御(MSR)などの電子制御も充実。Mパッケージも用意される模様だ。