BMWBIKES vol.96 掲載記事
Text / Nobuki Sakurai
Photo / Atsushi Sekino
GSと もっと、ずっと、どこまでも
-第3章-
WITH HARLEY&BMWBIKES
合同企画
SSTR 2021 参戦記
Sunrise Sunset Touring Rally
太陽を追え、北西の海へ
一日走ってたどり着いた
群青の砂浜
労いの潮騒、満たされた心身
鈍く光る相棒
それぞれの個性と機能
バイク乗りという仲間意識
わずかな時間ではあったが、僕もパンアメリカを試乗した。その感想としては、誠に上から目線で申し訳ないがハーレーも頑張ってよくここまでアドベンチャーバイクを仕上げたな、という印象だ。
跨ってみてどこにも不自然さはなく、クラッチのつながり、アクセルレスポンス、出力特性など基本的にはGSよりもやや穏やかで、かつ開ければ力強い。フロントテレレバーの剛性感はGSに分があるが、今回のようなロングランではどちらも快適に旅ができることは間違いない。
ハーレーはアドベンチャー部門に進出し、BMWはクルーザー部門へ打って出た。しかし出てきたマシンは、いずれも自社のカラーや技術力などオリジナリティを遺憾なく発揮していた。
どちらも個性的でかっこいい……そんなことを考えていると日没間際、続々とライダーがゴールしてくる。もはや千里浜には車種も排気量も関係ない「バイク乗り」という大きな仲間意識が満ちていた。
SSTRの魅力とは、出発点は違えど日本全国のライダーが皆同じ場所を目指しゴールで一体になる、その連帯感なのだと思った。
ドラレコで道中を撮影!
安全と娯楽を両立する
ミツバサンコーワ
EDR21Gα/EDR22G
www.mskw.co.jp/motorcycle/edr
今回2台のバイクにミツバサンコーワのドライブレコーダーを装着した。いずれのモデルもSONY製CMOSイメージセンサーの搭載によりフルHD200万画素の高画質で撮影でき、GPS付きモデルと言うこともあり日時と位置情報まで記録できるのだから、現状の2輪用ドライブレコーダーとしては最適解ではないだろうか。
「太陽を追え、北西の海へ④」へ続く