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METZELER TOURANCE Next2

Text / BMWBIKES Photo / Satoshi Mayumi

BMWBIKES vol.100掲載記事

オンからオフまで
日常での最適解!

メッツラーのツアランス・ネクスト2は、舗装路90%、未舗装路10%というコンセプトで開発されたアドベンチャー向けタイヤ。実際に装着して4カ月ほど走ってみたその実感は?

数多くのGSライダーに
受け入れられる実用性

 

本誌でGSを扱った記事の場合、オフロード率が高いのだが、まだまだ世間一般的にはオンとオフでは9:1の使用率というのが実情だ。しかしここ数年のキャンプブームで、キャンプに行くライダーがすごく増えた。

するとキャンプ場の中や周辺で未舗装に遭遇する場面も多いはず。つまり、通常は高速やワインディングなどオンロードを快適に走れ、いざという未舗装のシーンでも頼れるタイヤの存在が、非常に有効的になってくるということだ。

約4カ月前にこのツアランスネクスト2をR1250GSに履き、街中を中心に高速、ワインディング、フラットな林道などを走ってみたが、そのトータル性能は予想以上だった。高速では振動、騒音などストレスフリーで、ワインディングではしっかりした剛性感とグリップ感で寝かしこみにも不安がない。

さすがにダートで攻めることはできないが、フラット林道の通過や未舗装の駐車場、キャンプ場では破綻する感覚もなかった。また雨天のワインディングでも、しっかりしたグリップを感じたのも頼もしかった。もう少し乗り続け、どれだけライフがあるのか、試してみることにする。

フロントはマルチピッチノブレイアウトにより静粛性を向上。新パターンでブレーキングとエッジグリップなど、よりコントローラブルな性能が備わった。
前後とも新パターンを採用。素材も新しいアダブティブハイシリカを使い優れたウエット性能とゴム剛性を発揮。とくにリアのタテ溝が未舗装路での安定性と高い排水性を生んでいる。
このセンターからショルダーにかけて大きく斜めに入ったグルーブ(溝)は、中央が深く、端に向かって浅くなる構造。このメッツラーダイナテック構造がトレッドの不均一な摩耗を抑制することで、高いグリップ性能を発揮するという。小さく入った象のマークもアイコニックだ。

ぱっと見た印象はオンロードタイヤなのだが、これがなかなかどうして、フラットな林道を通過するぐらいなら、問題ない。今回濡れた草の上も走ったが意外にグリップしたのが驚きだった。とくにリアのタテ溝がその効果を発揮しているようだ。

このタイヤがGSの
活動域をさらに深くする

FRONTREAR
90/90 21 M/C 54V TL150/70 R 18 M/C 70V TL
100/90 19 M/C 57V TL130/80 R 17 M/C 65V TL
110/80 R 19 M/C 59V TL140/80 R 17 M/C 69V TL
120/70 R 19 M/C 60V TL150/70 R 17 M/C 69V TL
120/70 ZR 19 M/C 60W TL170/60 R 17 M/C 72V TL
170/60 ZR 17 M/C 72W TL

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