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GWM EURO ROAD MASTER①

BMWBIKES vol.99 掲載記事

Text / BMWBIKES
Photo / Akira Kurita、BMWBIKES

GWM EURO ROAD MASTER
POP UP STORE in M.S.C.Hara
www.goldwin.co.jp/motorcycle/gwm-euro

日本の技術が世界を超える!?

日本人が日本人のために作った
至高の全天候型ライディングスーツ

ゴールドウインモーターサイクル
Euro ロードマスターの魅力に迫る

ゴールドウインが30年以上に渡り
開発し続けてきた
「Euro ロードマスター」シリーズは
オンロード専用と思っていないだろうか。

実は過酷なオフロードシーンでこそ
高い性能を発揮する
日本人向けのハイエンドモデルだったのだ。

日本人が日本人のために
作った至高のMCウエア

 ゴールドウインと言えば、日本のバイクウエアメーカーとして馴染み深い老舗ブランドだ。そんな同社が1986年に「ドイツのアウトバーンを安全・快適に走れる、世界最高水準のウエアを作ろう」と始まったのが「ユーロ」シリーズである。

 その研究と開発にはなんと10年もの歳月が費やされ、1995年に欧州各国でテスト販売したところ絶賛。日本では翌年から販売が始まった。

 その後、ユーロシリーズは数回に渡るモデルチェンジを受け、現在でもその名を継承。常に進化を続けるとともに、国内外にかかわらず、バイクウエアの最高峰として評価されている。

 そんなユーロシリーズの一番の魅力はゴアテックスを採用した快適性だ。世界でも最先端の防水透湿素材として君臨するゴアテックスは、製品の採用基準が非常に厳しく、そのテストをクリアするには甚大な手間とコストがかかるという。

 そのぶんライダーは「濡れずに蒸れない」という至上の恩恵を受けることができるのである。

 同時に注目すべき点は、日本人が日本人向けに作っているということ。BMWのオーナーは純正を始め、とかく海外メーカーのウエアを着ることが多い。アドベンチャー系にいたっては国内メーカーのラインナップが乏しく、純正ラリースーツが幅を効かせているのが現状だ。

 しかし、体にフィットできているのは大柄なライダーばかりで、身長が170cm以下のライダーとなると、オーバーサイズ感を否めないことも多い。動きやすいがダブついているのだ。

 その点このユーロであれば、日本人に合った立体裁断と豊富なサイズを展開しているので、フィットしつつも動きやすく、見た目もスマートなのである。

 この快適な防水透湿性と日本人向けのフィット感に加え、ジャケットには肩、肘、背中、胸、パンツでは膝にしっかりしたプロテクターによる高い防護性も装備。

 さらには進化したベンチレーション機能によって、スタック後にヒートした体をクールダウンさせる機能も備わっているのだ。

 そんなユーロの魅力を認知させるため6月に浅間レースウェイ跡地で行なわれたGSファンライドにて、ゴールドウインはユーロのブースを出展。現場では興味を示すライダーも多く、試着して実際にコースを走り、そのフィット感や機能性に驚く声も多く聞こえた。

 価格を聞けばその高価さにたじろぐが、一度その快適さと高性能を体験してしまうと、日本の技術力の高さ、日本人の物作りに対する本気がひしひしと伝わり、きっと手放せなくなるに違いない。

GSFUNRIDEでは多くのライダーがEuroに興味津々。普段からラリースーツを着ているため、まずはその軽さに驚き、次にフィット感や動きやすさに感激。試走すればベンチレーション機能の高さに感動するのだ。

「GWM EURO ROAD MASTER②」へ続く

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