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BMW史上最大排気量である空冷1800ccOHVを搭載した R18の派生モデルとして、大型カウルを装着したモデルが2機種同時に発表された。その1台がこのR18トランスコンチネンタルだ。
これまでのR18と大きく違うのは高いシールドを備えた大型カウルや充分な容量を確保する左右とトップのハードケース、メーター周りにはこれまでのTFT液晶に加え4連アナログメーターを追加。そのほか補助ライト、シートヒーター、音質の高いマーシャル製スピーカー、そしてアクティブクルーズコントロールなど、かなり豪華な装備を備えている。日本への導入は10月以降、まずは写真のファーストエディションが入ってきそうだ。
BMW Motorradドイツ本社からは、この3種類のカラーリングも発表された。スタンダードモデルやオプション719など今後グラフィックモデルが増えそうである。
R18トランスコンチネンタルと車体を共有しつつも、よりワイルドでクールな仕上がりを見せるのがこのR18 Bだ。トランスコンチネンタルからトップケースや補助ライトを取り去り、スクリーンもロータイプに変更。シートをタックロールのガンファイタータイプにしたことで、エレガントな雰囲気を残しつつも、ロックでちょい悪な雰囲気を出すことに成功している。
またフロントサスペンションがフォーク・カバー付きテレスコピックフォーク(同トランスコンチネンタル)となり、カンチレバー・スプリング・ストラット機構により衝撃に応じた減衰機能と自動荷重補正を発揮。フロント周りが重くなった分、充分な補正機能が与えられた点はさすがだ。
基本的にエンジン、フレーム、ライディングモードはR18と共通だが、トランスコンチネンタルとR18Bはダイナミッククルーズ・コントロール(DCC)、アクティブクルーズコントロール(ACC)、オートマチック・スタビリティ・コントロール(ASC)、ダイナミック・エンジン・ブレーキ・コントロール(MSR)と最新の電子デバイスが満載であるのも大きな特徴。
トランスコンチネンタル同様、R18 Bもファーストエディション以外に3タイプが発表。おそらくスタンダードであろうストームブラック仕様もいい雰囲気だ。