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その他

新ツーリングスタイルの提案

BMWBIKES vol.93

Text / Toyoshi Miyashita
Photo / Kaku Hirashima
    Toyoshi Miyashita

非日常を「ひとり」楽しむ。

新しいツーリングスタイルの提案

こんな世の中だからこそ
今までとは違う楽しみ方を。
リスクはあるがそれを
可能な限り低くするには?
時代に沿った新しい
ショートツーリングです。

F900R プレミアムライン
ホッケンハイム・シルバー
メタリック/レーシング・レッド(N3A)
◎135万9000円(税込)

SHOEI GT-AirⅡ BONAFIDE
◎5万9000円(税抜)

バイクにどうしても
乗りたいライダーへ

こんな状況でもバイクに乗りたい。ならばリスクの低いツーリング方法はないかと考え、実行してきました。

ツーリング先で人と極力
接しないようにするためには


 密にならないようにすれば人と接触するリスクはそこまで高くはありません。でもお互いに気になります。そこで可能な限り人と接しないようにしてみました。

 往復300km以内のツーリングであれば途中でガソリンを給油することもありません。さらにご当地グルメは我慢し、お土産も買わない。現地で人との接触がないので、リスクを相当低減できるかと。でもツーリングの楽しさは半減。代わりに新しい楽しみを考えてみました。

 まずは現地で自炊。アウトドア調理器具を持参し現地で絶景見つつ即席ラーメンを食します。さらに流行しているチェアリング。これはマイチェアを持参して、ゆったりと景色、自然を楽しみながら飲食をする行為。青空の下での開放感ある食事。さらに絶景スポットでのゆったりとした時間。非日常感を味わえる楽しみ方です。

施設の利用はせずに、極力景色を眺めるだけにしました。平日のツーリングだったので、観光地も閑散としています。
最低限のアウトドア用品と持参した食材。7ℓの小さなバッグに全て収まります。ご当地グルメもいいけど、絶景を眺めながらのアウトドア飯もおつなもの。

「安全に怪我なく帰る」

 どんなに安全運転をしても事故に遭う可能性はあります。万が一のアクシデントで生じる怪我を最小限で抑えられる様に安全技術にこだわってみました。

 まずはバイク。電子デバイス搭載の最新車両「F900R」をレンタルしました。ABSやトラコンなどでブレーキやアクセルワークのミスによる転倒リスクをおさえます。

 次にウエア。アルパインスターズのエアバッグシステムを借りました。ワイヤレスなので乗り降り時にストレスを感じず、起動も簡単。MotoGPライダーも愛用するシステムだけあり安心感は抜群。気持ちに余裕も出るので、疲労度も少なかったかも。

 車両、ウエア共に高価な一品。おいそれとは買えません。しかし最先端技術のおかげでリスクを低くし気持ちを楽にツーリングを満喫することができます。これも新しいツーリング様式なのかもしれません。購入を検討したいと思います。

最先端技術でリスクマネジメント
安心感を買って余裕あるツーリングを

Alpinestars

TECH-AIR®5

サイズ:XS~4XL◎8万9900円(税抜)
問い合わせ:岡田商事株式会社
www.okada-corp.com/products/?p=9146

合わせるジャケットは自由ですが、エアバッグが膨らむ隙間が必要。目安は胸部部に4センチのすきまがあるかどうか。手のひらが差し込めるくらいが目安かと。試着の際には普段着ているジャケットの持参をおすすめします。
このフラップがスイッチとなります。チャックをあげると自然とフラップのベルクロが接するのでスイッチの入れ忘れはまずありません。
稼働しているか、エラーが出ているかはこのLEDで判別可能。さらにスマートフォンのアプリで詳しいバッテリー残量や走行記録もチェック可能。
着るだけで準備はOK。バイクとつなぐワイヤーもなければ、乗り降り時のセッティングも不要。気にしなきゃいけないのは2点のみ、電池残量(連続駆動時間は最大で30時間)とジッパーを閉めた後にフラップを閉じているか。これだけでOKです。
膨らむとこのような箇所を防御できます。クラッシュ検出アルゴリズムにより事故につながる動きを検出すると、約20~40/1000秒の速度でエアバッグが膨張。安全そうです。
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