IMPRESSION

インプレッション

TOURATECH COMPANERO SUIT

BMWBIKES vol.88 掲載記事

Text / BMWBIKES編集部
Photo / Atsushi Sekino

Touratech Japan
ツアラテック ジャパン
神奈川県相模原市緑区中野988
TEL:042-850-4790
ショールームは土日祝のみ営業
www.touratechjapan.com

「旅」すべきウエア

TOURATECH
COMPANERO SUIT

ツアラテック
コンパネーロ・スーツ

世界を旅するライダー。
ユーラシア、アメリカ大陸を
どこまでも走り続ける。
埃まみれになり
幾度の難関をかいくぐる。
そんなライダーたちに選ばれる
ウエアがこのコンパネーロスーツだ。

どこまでも旅していける。
旅を続けたくなる。

 BMWユーザー、特にGS系で旅をするライダー達はみなアドベンチャースーツを着用している。BMW純正のラリースーツも多いが、他にも目にすることが多いのが今回紹介するツアラテックのコンパネーロスーツだ。

 普段から愛用し様々なラリーやビッグオフイベントに参加している武部さんに、神奈川県相模原市緑区にアンテナショップを構えるツアラテックジャパンにて、その理由とすごさをお聞きした。

「欲しいと思ったきっかけは、ライドアフリカツインインターナショナルで北海道を走ったときでした。毎日、雨と寒さと戦う過酷な天候で参加者はみなカッパを着用。その中でひとり黄色のラインが目立つラリースーツでカッパを着ずに参加するタローさんを見て、コンパネーロの悪天候時での対応力の高さ、機能性に目を奪われました。走行中急に晴れ間が出て夏の暑さに変わった時も、上を脱ぐだけでメッシュジャケットに早変わりする。これも羨ましい。お店に入った時の脱ぎ着のしやすさにほれ、金額で躊躇はしましたが購入に至りました。

左がツアラテック代表の水谷太郎氏。右がコンパネーロを語ってくれた武部国政氏。モトクロス経験を生かしGSトロフィーの日本代表としてカナダで戦ったこともある腕の持ち主。

 体感してまず思ったのは日本の気候にバッチリ合うこと。峠を越えてぐんと冷える山あいを走る時や天候が急激に変わるときに温度調整が簡単にできます。様々な場所や高低差を走り抜けるロングツーリングの予定を立てた時、どんなウエアを着て行こうか、予備で防寒具を持って行こうか、カッパも持たなきゃ、と考える必要がないのも楽。この上下を着て出かければすべてが事足ります。夏の暑さだってアウターを外すだけで乗り切れますよ」

 日本列島を南北に長い距離を走るBMWライダーにはうってつけで、しかも春夏秋冬4シーズン着続けることができるオールマイティな逸品だ。

COMPANERO WORLD

OUTER SUIT (YELLOW)

コンパネーロ・ワールド
アウタースーツ(イエロー)

CORDURA2000デニール
GORE-TEX PRO
価格◎上下セット:15万円(税抜)
(ジャケットのみ、パンツのみ購入も可)

アウターはインナーを着られるように一回り大きいサイズ。ゴアテックス プロのおかげで防水性能が高くカッパいらず。布地の強度もかなり高く破れどころか傷もつきづらい。今回の撮影で数度転倒しているが、埃で汚れただけで無傷。

COMPANERO WORLD

SUMMER SUIT (YELLOW)

コンパネーロ・ワールド
サマースーツ(イエロー)

全面メッシュ地/ジャケット一体型のシステムリュックサック付
CE2.0レベルのプロテクター装備/全種類レディースサイズあり
価格◎上下セット:15万円(税抜)
(ジャケットのみ、パンツのみ購入も可)

こちらは全面メッシュ。CORDURA®Airのおかげで強度を保ちつつ通気性が抜群。しかも動きやすい。各部にCE規格のプロテクターが装備されているので安心だ。アウター、インナーをセットで購入すると夏用、冬用、レインウエアのすべてをまかなうことができるので、実はコスパが高い製品。

サマージャケットの背中にはシステムリュックサックがジッパーで装着されている。取り外すとストラップがあるので単独で使用も可能。この中にアウターの上下を入れることができる。他にもペットボトルの2ℓサイズをスッポリ収納することも可能。

ブラックのアウター。価格はイエローと同じ。すべてバラバラで購入することもできる。アウターはブラック、インナーはイエローなど好みにあわせて組み合わせても面白い。
ブラックのインナー。価格はイエローと同じ。イエローが苦手な人はこちらを。定番の黒だからこそどんなバイクにも合わせやすい。近日、ブルーも登場予定。

アウターとインナーの着脱は簡単。
上下の連結も可能。

サマージャケットの上にアウターを羽織る。内側のジッパーで連結も容易。GORE-TEXはアウター側。防水性能もばっちりで蒸れなどもなく快適。プロテクター類は全てサマージャケット側に装着される。アウターにはエアインテークが装備されている。

パンツは一般的なオーバーパンツと同じ作り。サマーパンツの上にGORE-TEX性能を持つアウターを重ねる。サイドジップが大きく開くので、ブーツを履いたままでも脱ぎ着がしやすい。
サマージャケットはそのほとんどがメッシュ素材。通気性は抜群だがアウターを重ねると、逆にそのメッシュ地が含む空気の層を作り、保温性能を高める真逆の効果を生む。
ポケットの開口部は折りたたまれ、さらにフラップがつくので水の浸入を防ぐ。サイズ感も大きいので身の回りの品を持ち運ぶのに便利。パンツのサイドにも大きなポケットが装備されている。

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