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憧れのガレージログに住む②

BMWBIKES vol.93 掲載記事

Text / Nobuki Sakurai
Photo / Kaku Hirashima

「ステイホームを楽しむ」

コロナ禍でBESSの
ログに住むということ

 前回の「憧れのガレージログに住む①」の本文は、今回お邪魔させていただいたBESSのカントリーログに住む50代のGS乗りだったらどういう生活を送っているだろうか、という想像を元に起こした文章である。

 世の中はコロナ前とコロナ後ですっかり世界が変わってしまった。つまりこれからの時代は、今までのように好きな時に好きな場所へバイクで気軽に遊びに行ける状況ではなくなってきている、と判断できる。となると今後、バイクとはどう付き合っていくのがいいのか?

 BMWのオーナーは自宅にバイクの置けるガレージを持っているケースも多々あるが、バイクで走る時間が減る分、これまで以上に愛車を「眺める時間」と、カスタムやメンテナンスといった「触れ合う時間」が必要になってくるのではないかということだ。

 そこで編集部が思い描いた理想の形がこのBESSのログハウスの土間にバイクを入れるライフスタイルだ。とくにGSやスクランブラーといった車種とのマッチングは最高で、実際の雰囲気はもうこれ以上ないというほど、幸せな雰囲気に満ち溢れていたのだ。

ここは1階の奥にある7.2畳の主寝室。庭へとつながるポーチからの出入りもでき、2面の窓から光がふんだんに入る。このBESS多摩のLOGWAY(展示場)では、この部屋の目前に家庭菜園があり、野菜の様子も確認できるのがなんとも幸せ。
1階の居間は収納が少ないため、ウエアやブーツ、ヘルメットなどは棚に置いたり、壁にかけることになる。バイクのみならず、そういったギアが常に視界に入る生活もまた「共に暮らす」という雰囲気が色濃くなる。

2階に上がると、吹き抜けの横に11.1畳の「もうひとつのリビング」が広がる。通常の家には少ない間取りだが、この空間も独特でくつろぎたくなる魅力がある。

家の内装はカントリーだが、キッチンは最新のIH対応型。広いステンレスシンクと上下の戸棚には数々の収納スペースを展開。快適な食事空間を生み出す。
2階には個室が二部屋。両方とも6.5畳あるので、子供部屋、趣味の部屋、寝室といろいろな使い方が可能だ。扉式の収納も完備されている。
2階のもう片方の部屋。三角屋根に設けられた窓からは明るい陽光が差し込む。その雰囲気は屋根裏部屋のようなわくわく感があり、子供部屋に最適。

このログハウスにはハットやキャンプ用のランタンなども展示されカントリーライフの雰囲気が色濃い。木の家なので、壁の加工は自由度が高いのも魅力だ。

BESS
COUNTRY LOG

ベス・カントリーログ

今回撮影でお借りしたのは、BESS多摩にある「カントリーログ」の中の「カラマス」という延床面積33.3坪のログハウスだ。

太いログ材を使った骨太な骨格に堂々とした長折れ屋根。なにより特徴的なのは1階21.6畳の広いリビングの約半分が土間ということと、そこに鎮座する薪ストーブ、外に広いウッドデッキがあること。バイクと暮らすには最高のモデルと言える。

このカントリーログは床面積23.9坪~40坪まで5種類ある。

建物価格:1800万円~2621万円(税抜)
※価格は建築地域の条件により異なります。

「憧れのガレージログに住む③」へ続く

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