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憧れのガレージログに住む①

BMWBIKES vol.93 掲載記事

Text / Nobuki Sakurai
Photo / Kaku Hirashima

「ステイホームを楽しむ」

憧れのガレージログに住む

BESSという選択

時代はコロナ前とコロナ後で
大きく変わってしまった。
そんな今だからこそ
なにか人生において大きな決断を下し
これからの時代に対応していく必要がある。
その一つの例がこの
バイクと共に暮らすという選択だ。

ログガレージの家に住む
あるGS乗りの日常

 午後9時、電車から降りて自宅へ10分の道のりを歩く。緩やかな坂をあがり、左へ一つ角を曲がると窓から自宅の明かりがこぼれている。

 ポーチの階段を上がり玄関の扉を開けると、それまでいたごく普通の日本の住宅地とはかけ離れた、田舎調のログハウスの内装に包まれる。

 傍らの薪ストーブでは広葉樹がパチパチと炎を上げ、GSがその光を受けて鈍く照り返す。2階では就寝前の子供たちがバタバタと起きて来て、吹き抜けの手すりから顔を出す。

「ただいま」と声をかけると、ニコっとして、またバタバタと部屋に戻っていった。「あら、意外と早かったわね」エプロンで手を拭きながら妻が食事の支度を始める。

 テーブルに並んでいるのは鳥ハムと家庭菜園の野菜を使ったサラダだ。最近お腹の脂肪が増えたので、糖質制限を妻が考慮してくれたメニューだ。

 食事をしながら、薪ストーブの炎とGSを交互に眺める。木と炎の温もり。家族とバイクが同じ空間にいる幸せ。週末は外でジンギスカンでもやろうか。あまり気軽に走りに行けない分、この家にしたことは最高の選択だった。


「憧れのガレージログに住む②」へ続く