テスター:BMWBIKES編集部 テスト内容:R1250GS、自転車(ロードバイク、MTB)、車での空気圧調整
販売先:LEXIN lexinmotorcycle.jp/
●規定値まで空気が入ると勝手に止まる。
●掌より少し大きなサイズで重量も500gと携帯性に優れる。
●スマホなどのモバイルバッテリーとしても活用可能。
●付属のLEDライトが夜の整備に便利。
●充填音がやや大きいので早朝や深夜の住宅地では使いづらい。
LEXIN(レシン)は香港に拠点を持つアメリカのメーカーでこれまでリーズナブルながら高性能のインカムなどを開発してきた。
このスマートポンプを使ってみて便利だったのは、規定値をセットして充填ボタンを押し、その規定値まで空気が入ると勝手に止まることだ。R1250GSのフロントタイヤで、空気圧0の状態から入れてみると規定値まで約2分30秒で入った。この手の製品は、内蔵するコンプレッサーが貧弱だとGSのように2・5kg/cm(フロント)という高めの圧が入る前にモーターが熱を持ってフリーズすることもあるが、このスマートエアポンプは1回の満充電で、0→規定値までを2回ほど入れられ、4輪車でもストレスなく使えたから優秀だ。当然、コンプレッサーが回るのでそこそこ充填音は大きいが、早朝や深夜の住宅地でなければ問題ない程度。
また単位がkg/cm、PSI、bar、kpaと4種類に対応しており、前回設定した数値がメモリーされる点もグッド。PSIだけ他の数値とずれるが勝手に補正してくれるのもありがたい。アダプターは3種類あり、米、仏、英、ボール、浮き輪など広い用途に使えるので1台あると非常に便利だ。