Text / Kazuhiko Yokota Photo / MICHELIN
BMWBIKES vol.105 掲載記事
ミシュランからドライグリップを最大限に引き出すことをねらったハイグリップスポーツタイヤ、パワーGPの後継モデルが登場した。想定しているのは普段はツーリングに使っていて、ときどきサーキット走行会に自走で参加するというようなユーザーだ。
耐久性が高いラバーコンパウンドをセンターに、グリップ力が高いラバーコンパウンドをショルダー部に配置し耐久性とバンク時の安定性を両立している。試乗ではリッターバイクのパワーを確実に受け止めてくれることを体感。テストコースでは破綻する兆しはまったく感じられず、さらに広いサーキットでのハイスピード走行にも充分対応するであろう高性能を持っていることを実感した。
パターンデザインを最適化することでスポーティなルックスと、サーキットでの高いパフォーマンスを実現。バンクさせたときに接地するトレッド部のスリックゾーン(溝がない部分)は先代よりも拡大。タイヤの剛性感も高く高速スラロームでは軽快な動きを見せた。また雨天を想定した路面で強くブレーキをかけてもグリップ感を失わないだけのウェットグリップ性能も持つので、ツーリングにも使えるタイヤだ。
フロント
120/70 ZR 17 M/C(58W)
リア
160/60 ZR 17 M/C(69W)
180/55 ZR 17 M/C(73W)
190/50 ZR 17 M/C(73W)
190/55 ZR 17 M/C(75W)
200/55 ZR 17 M/C(78W)