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Pure&Crafted Festival 2023

Text& Photo / Nobuki Sakurai

BMWBIKES vol.103掲載記事

モトラッドデイズと同時開催! 音楽とモーターサイクルの祭典

ピュア&クラフテッドは、2015年にベルリンでBMW Motorradの主導で始まったフェスティバル。音楽フェスの中に、バイクの文化を融合したもので、今年もモトラッドデイズと同時期に、クロイツベルクの市街地にあるナポレオン施設という古びた工場跡地のような場所で開催された。

音楽とモーターサイクルが融合した新しいフェスの形

 会場に入ると、すでに凄い熱気だ。屋外に2カ所、屋内に1カ所ステージが設置され、Cari Cari、 Drangsal、WU-LUなどのアーティストが常に熱唱。参加者はモトラッドデイズとは明らかに違う、若い層が中心で、皆、それぞれビールを片手にノリノリで踊っている。ドイツらしい極太のソーセージも焼けたそばから売れていく。

 そのいっぽうで屋内展示場に入ると、そこはまったりした空間。BMW純正カスタムとしてサーフボードを抱えたCE04を始め、GRモト、バガボンドモト、フーキーズ、リロードランドといった新進気鋭のビルダーが作ったカスタムモデルがずらりと展示されている。

 中央ステージは左右にランプが設置され、そこではスケートボードやBMXのチームが技を披露。そして一番の目玉だったのが、そのステージに新しい電動バイクである「CE02」がワールドプレミアとして発表されたことだ。現在本社でBMW Motorradのトップを務めるマーカス・シュラム氏自らが登壇し、このマシンの新たなる魅力と世界観を語り、会場の熱気はさらに加速したのだった。

屋外の一番奥には巨大な音響設備を持つ本格的なメインステージが設置。爆音が空に突き抜ける。
屋内展示場は、周囲に10台ほどのカスタムバイクが展示され、中央のバーカウンターを囲むようにダイニングセットが置かれている。外で盛り上がり疲れたらここでバイクを見ながらまったりするのだ。

ライブ、ビール、ソーセージ、モーターサイクル!本能が喜ぶ、会場は熱気の渦中!


カスタムバイク以外に、レザーアイテムやビンテージアパレルなどの出店も多数。右の写真はCE-02と今後の電動バイクの世界について熱く語るマーカス・シュラム氏。


CE02はプレスローンチも兼ねていた。走行はできなかったが本誌櫻井もさっそくまたがった。コンパクトで車などに載せやすそう。きっと楽しいに違いない!

ボバーキットのシングルシートとリアフェンダーを組み込み、アクラポビッチのサイレンサーを装着。アップハンで全体にカジュアルに仕上げたR18。

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