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G/S DAY’S 2021③

BMWBIKES vol.96 掲載記事

Text / Nobuki Sakurai
Photo / Koichi Ohtani & BMWBIKES
開催日:2021年10月9日~10日
開催場所:志賀高原特設会場

GSと もっと、ずっと、どこまでも
-第2章-

首都圏&中部ディーラー主催
G/S DAY’S
2021志賀高原

雲上の極上ゲレンデを行く日々

昨年までは「GSキャンプミーティング」
という名で開催されてきたイベントが今年から
「G/S DAY’S」という名称に変更された。

長野県北部にある志賀高原で
10月初旬に開催されたこのイベントは
これまでに類を見ない壮大な規模で
GSライダー達を迎えた。

その感動と歓喜に
あふれた日々をご紹介しよう。

<後援>長野県山ノ内町、一般財団法人 和合会、志賀高原ユネスコエコパーク協議会

<特別協力>一の瀬旅館組合、志賀高原リゾート開発 株式会社、志賀高原プリンスホテル、志賀高原焼額山スキー場

<協力>志賀高原観光協会

山の上から見る世界は
日本離れした圧倒的なもの

 スクールやコマ図ツーリングを設定したイベントは他にも見かけるが、この壮大な規模のゲレンデクルーズは、なかなか他では味わえない。

 今回、取材班は前日の試走から現地入りし、撮影ポイントの下見をかねて何度もこれらのコースを走ったわけだが、そのたびにその景色の雄大さ、素晴らしさ、そしてライディングの楽しさに感動して仕事を忘れてしまうほどだった。

 上級者コースである「焼額山」へと駆け上がるには、しっかりしたブロックタイヤで空気圧を2キロに落とした上で、アクセルを閉じることなく加速し続けないと登れないような斜度だが、その頂上から見る風景はかつてヨーロッパやモンゴルで見たような日本離れしたもの。

 澄んだ空気、遠くに北アルプスの峰々、眼下にはホテルやスタート地点のゲートが米粒のよう。そこはまさに雲上の異世界で、こんな場所が日本にあることに驚かされ、そしてそこにGSで辿り着いたことが大きな喜びとして降りかかる。それは他のイベントでは絶対に経験できない、唯一無二の素晴らしいものだった。

岡田商事はブリヂストン等のオフタイヤや、アルパインスターズのエアバッグベストを展示。体験もできた。
アドベンチャー系のパーツやウエアでおなじみツアラテック。ブーツや工具、防水バッグなどを展示。カフェサービスが好評だった。
老舗ウエアメーカーゴールドウインはなんとラリースーツのプロトタイプを展示。熱い視線が向けられていた。
オリジナルシートを扱うK&H。細かい設定で足つきや快適性を向上。自分のバイクへの試着できるのも嬉しい。

ここは天国か異世界か!?
至福のゲレンデクルーズ

G/Sとはゲレンデとシュトラッセ

このイベントの名称にはGとSの間に「/」が入る。これはもともと1980年に発売された初代GSとも言えるR80G/Sへのオマージュと言えよう。Gはゲレンデ(つまりオフロード)で、Sはシュトラッセ(道・つまりオンロード)を指す。オンとオフ両方が楽しめるということでこの名称になったのだ。それがうまくデザインされたロゴがまたいい感じ。
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