IMPRESSION

インプレッション

BBTT REV’IT  トレーサー エア2

テスター:BMWBIKES編集部 テスト内容:一般道、高速道路など約50km走行

問い合わせ:プロト www.plotonline.com/motor/revit/

BMWBIKES vol.106掲載記事

シンプルで着やすいデザインと

フルメッシュの爽快さが魅力

◎カラー:ブラック、ブラウン、カモダークグレー
◎素材:ポリエステル、ナイロン、表地:耐摩耗メッシュ、CORDURA リップストップ 750デニール
◎プロテクター:肩(SEESMART CE規格レベル1)、ひじ(SEESMART CE規格レベル1)
◎サイズ:S、M、L、XL◎価格:33,000円(税込)
袖口はボタンで2段階に調整可能。
胸部にはコーデュラ製のシンプルなポケットを装備。
肩とひじには独自開発の薄型SEEMARTプロテクター(CE規格レベル1)を標準装備。背中には別売の「CE規格レベル2」バックプロテクター用ポケットを裏地に配置。
この通常のライディングウエアにはない襟のデザインが、トラディショナルな雰囲気を醸し出す。
左胸の内側には内ポケットを装備。スマホを入れておくのにちょうどいいサイズ。
腰には同社のパンツと連結できるファスナーを装備。連結すれば前傾しても背中が出ない。

トレーサーと同コンセプトで、こちらは防水レイヤーが組み込まれたバイソン2 H2O。チェックデザインがカジュアルながら、各所にプロテクターを装着可能だ。●価格:35,200円(税込)

ココがスゴイ

●シンプルでどんなバイクにも似合うデザイン。

●生地が厚手なので、バタつきがない。

●プロテクターは肩、肘に標準装備。背中にプ ロテクター用ポケットを配置。

●スリムなシルエットで、細く見える。

ココがイマイチ

●標高の高い場所に行くと逆に寒くなるので、 

 別の上着やインナーが必要となる。

 ここ数年でBMWは、R18を5機種、RnineTは今年からR12シリーズとしてすでに2機種をリリースした。つまりBMWのラインナップにおいて、今や「ヘリテイジ」シリーズは一大勢力である。

 そんなヘリテイジ系のバイクに乗る際にぴったりなのがこのトレーサーエア2だ。レブイットといえば、ゴリゴリのアドベンチャー系が有名だが、こういったカジュアルテイストのウエアも数多く、デザイン性も高い。

 このウエアはフルメッシュ仕様のオーバーシャツだ。3シーズンのジャケットよりは薄手ながら耐摩耗メッシュの生地は厚く、作りは非常にしっかりしたもの。着用して走ってみるとメッシュからの風がとにかく涼しい。しかも細身のシルエットと生地がしっかりしているので、バタ付きは皆無だ。もちろん1流ウエアメーカーだからプロテクターは肩、肘には標準装備、背中にも装着が可能である。

 昨今の夏の猛暑では、肌を露出して走ると酷い日焼けを負う。かといって薄手のウインドブレーカーだとバタつく。このジャケットなら肌を露出せず、まるで木陰にいるような涼しさの中、ライディングに集中できるので、今年のツーリングでぜひお試しを。

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