Text&Photo:BMWBIKES
BMWBIKES vol.105 掲載記事
春の兆しが見え始めた3月初旬。そろそろ本格的に走り出す頃ですが、まだまだ冬眠中のバイクも多いことでしょう。同時にこの季節は花粉が盛大に飛ぶ時期でもあります。そこで春からのツーリングに向けて、自分でもできる洗車と磨きを愛車に施してあげませんか?
OHVの空冷モデルに乗っているオーナーであれば今でもご自分でメンテナンスをする方は多いと思うが、近年のBMWのオーナーは基本的にオイル交換などのメンテナンスや、故障の際の修理などは正規ディーラーに任せている方がほとんどではないだろうか。
では、自らの手では何もできないのかと言えば、そんなことはない。例えばちょっとした注油や、空気圧の管理、各部ネジ類の緩みのチェック、バッテリーの充電などが挙げられるが、もっとも愛車に手をかけられるのが「洗車」と「磨き」である。
洗車して水分を拭き上げ、磨いてバイク全体をくまなく見ているうちに新たな傷に気付いたり、ネジが緩んでいたとか、タイヤに木ネジが刺さっていたなど、意外とトラブルを発見するものである。
ちょうどこの号が出る2月末は春がすぐそこ。本格的に始まるツーリングシーズンに向け、洗車で車体をチェックして、トラブルがあればシーズン本番前に直せるのだから、この時期の洗車と磨きは「重要な事前準備」なのである。
洗車に必要なのは、ブラシとスポンジ、拭き上げ用のクロス数枚。あとは食器用洗剤。手の濡れや汚れを防ぐならゴム手袋やビニール手袋も有効。長靴もあると便利だ。そして長靴以外はすべて100円均一で入手可能だからお手軽なのだ。
洗車の前にマフラーエンドやキー穴、ナビの接続部分など、濡らしたくない部分にガムテープを貼ったり、ビニール袋で覆い防水処理を施しておく。ちなみにバイクはセンタースタンドで立てよう。