Text&Photo:BMWBIKES
BMWBIKES vol.105 掲載記事
洗車の手順その1は、たっぷりの流水でバイク全体を濡らすこと。今回は水道にホースをつなぎ、シャワーヘッドで流したが家庭用の高圧洗浄機があればこれだけで、かなり汚れを落とすことができる。特にGS系でオフロードを走った後などは、フェンダーの裏側や、ラジエーター付近など、丹念に水流を吹き付けて汚れや泥、土、枯れ葉などを落とそう。
続いて車体の汚れをしっかり落とすために洗剤を使う。洗剤は家庭用の食器用洗剤でOK。バケツにたっぷりと作った泡をスポンジで取り、バイクのスクリーンやカウル、シート、サイドカバーなど、主に樹脂パーツや上半分を優しく洗う。エンジンから下は手を付けない。
フレーム、エンジン、サスペンション、ホイールなど金属部分や足回りは、外装で使ったスポンジではなく、ブラシを使ってゴシゴシ擦って汚れを落とす。ブラシは360度のタイプだと穴の周囲も洗える。また軍手をはめ、泡をよく着けて洗っていくのも効果的だ。指先が使えると細かいパーツの裏側まで届き、フロントフォークなど丸い形状も洗いやすい。手が濡れるのが不快なら、軍手の下にビニール手袋をはめるといい。
泡で洗う際に注意したいのが、あまり時間をかけないこと。とくに夏場で気温が高いと、泡が乾いてしまって汚れと一緒に固着することがあるからだ。泡の着け始めから約10分を目安に、たっぷりの流水で泡と汚れを流すようにしたい。この時、下回りや奥まった場所もしっかり流すように。