BMW Motorrad plant in Berlin Spandau exciting guided tours.
Text:Nobuki Sakurai Photo:BMW Motorrad
皆さんは自分の愛車がドイツのどんな工場で生産されているのかご存知だろうか? 今回、本誌櫻井は、特別にその工場を見学することができた。それは想像していたよりもはるかに大きく、近代的なものだった。
BMW Motorradの車両を主に生産しているのが、ベルリン郊外のシュパンダウにあるベルリン工場だ。現在のBMW Motorradの生産は、車両製造部門はベルリンとミュンヘンが主体で、タイとブラジルにアッセンブリー工場、コントラクト・マニュファクチャラー(委託製造請負業者)としてG310をインドで、F900のエンジンを中国の企業が担っている。
ベルリンでは、現在32モデル、6セグメント(スポーツ、ツアー、ロードスター、ヘリテージ、アドベンチャー、アーバンモビリティ)の車種が作られているので、ほとんどのBMWがベルリン製ということになる。
驚くのはその規模で、約22万平方mもの敷地には14部門もの施設があり、従業員の数は約4000人。そして1日に作られる車両はなんと900台というからどれだけ広大でシステマチックなのか、わかるだろう。今回はその中でもロジスティックセンター(原材料調達・生産物流)、アッセンブリーセンター、エンジンコンストラクション、電動バイク技術センターを見学することができた。