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本誌編集長がBMW Motorradのベルリン工場へ潜入!?①

BMW Motorrad plant in Berlin Spandau exciting guided tours.

Text:Nobuki Sakurai Photo:BMW Motorrad

BMWBIKES vol.103掲載記事

皆さんは自分の愛車がドイツのどんな工場で生産されているのかご存知だろうか? 今回、本誌櫻井は、特別にその工場を見学することができた。それは想像していたよりもはるかに大きく、近代的なものだった。

その規模の大きさと 設備には驚くばかり

BMW Motorradの車両を主に生産しているのが、ベルリン郊外のシュパンダウにあるベルリン工場だ。現在のBMW Motorradの生産は、車両製造部門はベルリンとミュンヘンが主体で、タイとブラジルにアッセンブリー工場、コントラクト・マニュファクチャラー(委託製造請負業者)としてG310をインドで、F900のエンジンを中国の企業が担っている。
ベルリンでは、現在32モデル、6セグメント(スポーツ、ツアー、ロードスター、ヘリテージ、アドベンチャー、アーバンモビリティ)の車種が作られているので、ほとんどのBMWがベルリン製ということになる。
驚くのはその規模で、約22万平方mもの敷地には14部門もの施設があり、従業員の数は約4000人。そして1日に作られる車両はなんと900台というからどれだけ広大でシステマチックなのか、わかるだろう。今回はその中でもロジスティックセンター(原材料調達・生産物流)、アッセンブリーセンター、エンジンコンストラクション、電動バイク技術センターを見学することができた。

僕らのバイクはココで生まれるのか!?

約4000人のエンジニアが携わり、1日に900台ものバイクが生まれる

センターには100周年を記念した歴史的に節目であるモデルも展示されていた。手前は1928年のR42、と単気筒のR20、奥は最新のR18ロクテイン。このギャップがたまらない。
ロケーションセンターの中にはBMW Motorrad100年の歴史が記されたパーテーションが設置されている。これを見ているだけで楽しい。
センター内にはカフェバーもあり、飲み物などで寛ぐこともできた。
広大な施設の玄関口になっているのがロケーションセンター。ここで工場の概要を学ぶ。
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