Text & Photo / Toyoshi Miyashita
この手頃感が憎い!?
サーキットでも楽しめる一台
世間が様々な理由で騒がしかった
令和3年の首都圏。
ツーリングで遠出する気が起こらず
もっぱら事務所と自宅の往復と
仕事に明け暮れる日々でした。
一方で気になるバイクが
続々と登場した時期でもあり
G310R、F900XR、S1000Rの
3機種の広報車を借り
ちょい乗りしてきました。
その中で予想外に気に入ってしまった
G310Rを紹介します。
アクセルを全開にでき、フルブレーキングの減速Gを味わえる。さらにコーナリングで膝を擦るなどスポーツ走行できる場所、サーキット。久々にその非日常感を体感したくなったのですが、ロードコースを走れるマシンが手元にありません。
そこで物欲魔神ミヤシの購入候補に上ったのが次の3車種。レースにも出場できコンパクトなG310R。パワー感があり、サーキットだけではなくツーリングにも使用できるF900XR。ハイパワーで軽量なS1000R(RRでないところがミソ)。記事取材を理由にこれらを試乗してきました。
それぞれに異なる一面や性格があり、どれもイイ。中でも一番惹かれたのが、サイズもパワーも一番小さいG310R。手に余らないパワー感で、手足のようにライディングできます。各ギアでトルクが乗ってくる4000rpm以上までしっかり回す。
さらにスロットルをひねるとうなるようなエキゾーストに変化し、もりもり出てくるトルク感にやられました。マフラーの交換、さらにサスを変えたら化けそう。みなさんがレースではまっているのに納得の一台です。
ブレーキ、クラッチレバーが調整式になったのでグッド。手のひらが小さい人におすすめです。全体的にトルク感が増しフィーリングが向上しています。また、発進がスムーズです。当店人気のカラーは白/青ですね。
当店一番人気がこのカラーです。ライドバイワイヤでスロットルをひねる手の動きにあわせてリニアにエンジンが回ります。スイッチのタッチ感、車両全体の質感も向上。特にステップ周りのカバーの質感がグッドです。
価格◎68万1000円
(ポーラーホワイト、コスミックブラック)
◎69万4000円
(ライムストーン・メタリックスタイルスポーツ)
●4ストロークDOHC水冷単気筒
●312cc
●6速ミッション
●最高出力:25kw(34PS)/9,250rpm
●最大トルク:28Nm/7,500rpm
●F:110/70R17 R:150/60R17
●前後ディスクブレーキ
●ABS装備
●全長×全幅×全高:2025mm×820mm×1120mm
●シート高:785mm
●車両重量:164kg
●燃料:11ℓ(燃費30.3km/ℓ)(レギュラーガソリン)