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気になるバイク新型G310R

BMWBIKES vol.95 掲載記事

Text & Photo / Toyoshi Miyashita

この手頃感が憎い!?
サーキットでも楽しめる一台

ミヤシのモトラッド営業探訪日記
&気になるバイクを乗り倒す

世間が様々な理由で騒がしかった
令和3年の首都圏。
ツーリングで遠出する気が起こらず
もっぱら事務所と自宅の往復と
仕事に明け暮れる日々でした。

一方で気になるバイクが
続々と登場した時期でもあり
G310R、F900XR、S1000Rの
3機種の広報車を借り
ちょい乗りしてきました。
その中で予想外に気に入ってしまった
G310Rを紹介します。

この手頃感が憎い!?
サーキットでも楽しめる一台

 アクセルを全開にでき、フルブレーキングの減速Gを味わえる。さらにコーナリングで膝を擦るなどスポーツ走行できる場所、サーキット。久々にその非日常感を体感したくなったのですが、ロードコースを走れるマシンが手元にありません。

 そこで物欲魔神ミヤシの購入候補に上ったのが次の3車種。レースにも出場できコンパクトなG310R。パワー感があり、サーキットだけではなくツーリングにも使用できるF900XR。ハイパワーで軽量なS1000R(RRでないところがミソ)。記事取材を理由にこれらを試乗してきました。

 それぞれに異なる一面や性格があり、どれもイイ。中でも一番惹かれたのが、サイズもパワーも一番小さいG310R。手に余らないパワー感で、手足のようにライディングできます。各ギアでトルクが乗ってくる4000rpm以上までしっかり回す。

 さらにスロットルをひねるとうなるようなエキゾーストに変化し、もりもり出てくるトルク感にやられました。マフラーの交換、さらにサスを変えたら化けそう。みなさんがレースではまっているのに納得の一台です。

モトラッド世田谷
坪井さん

ブレーキ、クラッチレバーが調整式になったのでグッド。手のひらが小さい人におすすめです。全体的にトルク感が増しフィーリングが向上しています。また、発進がスムーズです。当店人気のカラーは白/青ですね。

モトラッド京葉
三宅店長

当店一番人気がこのカラーです。ライドバイワイヤでスロットルをひねる手の動きにあわせてリニアにエンジンが回ります。スイッチのタッチ感、車両全体の質感も向上。特にステップ周りのカバーの質感がグッドです。

新型G310Rデビュー!!

※写真はライムストーン・メタリック スタイルスポーツカラー

価格◎68万1000円
(ポーラーホワイト、コスミックブラック)
  ◎69万4000円
(ライムストーン・メタリックスタイルスポーツ)

●4ストロークDOHC水冷単気筒
●312cc
●6速ミッション
●最高出力:25kw(34PS)/9,250rpm
●最大トルク:28Nm/7,500rpm
●F:110/70R17 R:150/60R17
●前後ディスクブレーキ
●ABS装備
●全長×全幅×全高:2025mm×820mm×1120mm
●シート高:785mm
●車両重量:164kg
●燃料:11ℓ(燃費30.3km/ℓ)(レギュラーガソリン)

ユーロ5に対応するため改良されたエンジン。前モデルからより扱いやすくチューニングされた。アンチホッピングクラッチ搭載。
ヘッドライト、ウインカーはLED化されたおかげひとまわり小さくなった。より攻撃的でスタイリッシュな顔つきとなった。
タンクはエッジが効き、マッシブな印象。所有感を満たされるBMW Motorradらしい高品質なペイントが施されている。
テールランプもLED化され、リア周りはすっきりコンパクトに仕上がっている。ETCはシート下に標準装備されている。
BMWでは珍しいチェーン駆動。自分の好みや使い方によってギア比を変更できる。赤いホイール色は初となる。
サイレンサーはもちろんユーロ5対応。音量は抑えられているものの、アクセルを開けるとスポーティなサウンドを奏でる。
ハンドルパイプ径は一般的な22.2mmなのでスマホホルダー等を装着しやすい。グリップヒーターはオプション設定。
プリロード調整が可能なリアサスペンション。スプリングはホワイトでレーシーな雰囲気を醸し出している。
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