BMWBIKES vol.94 掲載記事
Text / Nobuki Sakurai
Photo / Atsushi Sekino
前記事では収納状態だった道具を
ここからは具体的に組み立てて説明しよう。
ここで紹介している道具は
編集長 櫻井個人のものなので
今ではモデルが変わっていたり
流通していないものもあるので
あくまで参考として紹介する。
クッカーとは、調理として使う鍋や食器のことを指す。クッカーにも軽くて丈夫なチタン、比較的リーズナブルなアルミ、高耐久で使いやすいステンレスなど様々な素材がある。
使いやすいのは大小の鍋とフライパンがセットになったもの。ソロならだいたいそのセットで事足りる。フタがあると、焚火の灰や虫が入らないので、選ぶ際はフタがあるかどうかがポイント。
また違うメーカーのクッカー同士が偶然にぴったり重ねられることもある。これを「シンデレラフィット」と呼ぶ。写真のセットは、三つのメーカーのものが一つに収まるようになっている。
キャンプ用のバーナーにはガス、ガソリン、アルコール、ケロシン(灯油)といくつかの燃料があるが、現状で一番使いやすいのが写真のガスタイプ。
ガスにもOD缶(①)と家庭でも使われるCB缶(②)の二つがある。CB缶だとコンビニでも入手できるので、より手軽に使える。
調理の際に必要なのが調味料。これは筆者の個人例。ハーブなどが入ったマジックソルト、コンソメ、オリーブオイル、ごま油。基本これがあれば味付けはなんとかなる。
これらもすべて100円ショップ製。あとは好みで足せばいいだろう。
食事や調理をする際はこういったカトラリーも必要だ。クッカーを傷つけにくい木製スプーン。トングは万能器具。意外と使えるキッチンバサミ。あとはスプーン、フォーク、ナイフだ。
これらは100円ショップのものでもまったく問題ない。
調理をしたり、歯を磨いたり、ちょっと汚れたクッカーをすすぐなど、「水」もキャンプでは必要になってくる。基本的にキャンプ場には水道があるので、こういった折り畳み式の水筒があると便利だ。これも100円ショップのもの。
ソロキャンプ完全マニュアル⑧へ続く