BMWBIKES vol.94 掲載記事
Text / Nobuki Sakurai
Photo / Atsushi Sekino
前記事では収納状態だった道具を
ここからは具体的に組み立てて説明しよう。
ここで紹介している道具は
編集長 櫻井個人のものなので
今ではモデルが変わっていたり
流通していないものもあるので
あくまで参考として紹介する。
キャンプで必ず必要なのがテント。テントにはいろいろな素材と形があるが、その中でも代表的なのがこのドーム型テント(上写真の赤色)だ。
2本のフレームを頂点でクロスさせ、四隅で固定することで自立させている。このテントはインナーとフライシートの2重構造になっているため比較的結露も少ない。
テント選びのポイントは「二人用」を選ぶこと。バイクで行くキャンプはとにかく荷物が多いので、一人用だと就寝スペースが狭くなってしまうのだ。
そうなると大きいテントのほうが快適だが、テントの大きさは収納サイズに比例するので、4人用などだと今度は積載が大変になる。だから2人か3人用がベストだ。
また最近は(写真、緑色)のモノポールテントも人気。これはフレームが中央の1本だけでペグを打って自立させるタイプ。これだと床面積はかなり広く収納もコンパクト。
ただしモノポールなので頭上部はだいぶ狭い。インナーが無いものもあり、その場合はコットで寝る。
インナーがないと夜は蚊の猛攻に合うので夏は必ずインナーを使いたい。
またテントの設営には専用ハンマーがあったほうが絶対に便利なので、予備のペグと共に用意しておこう。
テントに寝床をセットしたら、次はくつろぐための椅子とテーブルを組み立てる。
今はネット通販のamazonを覗けば、キャンプに適したありとあらゆる椅子やテーブルが出てくる。実際に写真の2点もアマゾンで揃えたもの。
大きさや材質、耐荷重、色など実にさまざまあるので、よくレビューを読んで自分のスタイルやバイクの積載量に合わせたものを選びたい。
テントの次に必要なのが就寝関係の道具だ。寝袋は快適温度が5度ぐらいの物を選ぶとオールマイティに使える。
コットは体の下に空気が流れるので夏涼しいが冬は寒い。マットはウレタン成型のものとエアを入れるタイプがあるが、ウレタンはかさばり、エアはパンクの可能性もある。
コットにウレタンマットを重ねるのが幅広いシーズンで使えそうだ。
ソロキャンプ完全マニュアル⑦へ続く