BMWBIKES vol.94 掲載記事
Text / Nobuki Sakurai
Photo / Atsushi Sekino
まずはキャンプツーリングへ行く場合の
スケジュール感を可視化してみた。
多くのキャンプ場が13時ごろのチェックインで
チェックアウトは10時、11時。
結果それに合わせたスケジューリングになる。
もちろんこれは一般例なので、参考までに。
この日は10時に自宅をスタート。バイクへの荷物の積載はしっかりと落ちないように固定しよう。目的までの距離にもよるが、13時チェックインのキャンプ場なら、遅くとも15時までに到着できるような時間にスタートしたい。
夕食や翌日の朝食の材料を現地のスーパーで買い出す。キャンプ場が山奥深い所だと周囲に食料品を売っている店があるとは限らないので、キャンプ場への最寄りのインターチェンジを降りた周辺で探すのがいいだろう。それとあらかじめ、バイクのパニアやバッグに食材を積載するスペースを空けておくことも必要だ。
キャンプ場に着いたら、受付をして利用料金を支払う。次にテントサイトの選択。サイトが決まったら暗くならないうちにテントを立て、中にマットや寝袋を敷いて寝床を作る。それから椅子やテーブル、焚火台の位置を決めてサイトを設営していく。自分が座る位置から見える景色や、焚火場所とテントの距離を少し離すなど、この設営にかかってくる。
テントを立てて椅子やテーブルなどを設置したら、夕方前ぐらいなので、あとは焚火の準備と夕食の準備。焚火は大きな薪のままだと燃えにくいので斧やナイフで小割にしておき、冷凍食品などは、クーラーボックスから出しておけば、食事のときにちょうど溶けているだろう。
あとはもう、就寝まで飲んで食べて焚火をいじったり、本を読んだり好きにすごせばいい。普段の忙しさから解放されたアナタだけの時間を存分に楽しむだけ。ラジオや音楽もいいが、周囲の人に迷惑にならないよう音量を絞るかイヤホンで聴こう。
起床したら、まずはモーニングコーヒー。そこから軽い朝食を食べたらいよいよ撤収だ。食器を洗ったり、炭を処理することを考えると撤収はおよそ1時間かかると考えよう。10時チェックアウトなら9時から。11時なら10時から。撤収は慣れれば早いが、最初はどこに何を収納するか、など決まっていないので意外と時間がかかるものだ。
ソロキャンプ完全マニュアル③へ続く