BMWBIKES vol.93 掲載記事
Text / Nobuki Sakurai
Photo / Kaku Hirashima
「ステイホームを楽しむ」
前回の「憧れのガレージログに住む①」の本文は、今回お邪魔させていただいたBESSのカントリーログに住む50代のGS乗りだったらどういう生活を送っているだろうか、という想像を元に起こした文章である。
世の中はコロナ前とコロナ後ですっかり世界が変わってしまった。つまりこれからの時代は、今までのように好きな時に好きな場所へバイクで気軽に遊びに行ける状況ではなくなってきている、と判断できる。となると今後、バイクとはどう付き合っていくのがいいのか?
BMWのオーナーは自宅にバイクの置けるガレージを持っているケースも多々あるが、バイクで走る時間が減る分、これまで以上に愛車を「眺める時間」と、カスタムやメンテナンスといった「触れ合う時間」が必要になってくるのではないかということだ。
そこで編集部が思い描いた理想の形がこのBESSのログハウスの土間にバイクを入れるライフスタイルだ。とくにGSやスクランブラーといった車種とのマッチングは最高で、実際の雰囲気はもうこれ以上ないというほど、幸せな雰囲気に満ち溢れていたのだ。
2階に上がると、吹き抜けの横に11.1畳の「もうひとつのリビング」が広がる。通常の家には少ない間取りだが、この空間も独特でくつろぎたくなる魅力がある。
このログハウスにはハットやキャンプ用のランタンなども展示されカントリーライフの雰囲気が色濃い。木の家なので、壁の加工は自由度が高いのも魅力だ。
ベス・カントリーログ
今回撮影でお借りしたのは、BESS多摩にある「カントリーログ」の中の「カラマス」という延床面積33.3坪のログハウスだ。
太いログ材を使った骨太な骨格に堂々とした長折れ屋根。なにより特徴的なのは1階21.6畳の広いリビングの約半分が土間ということと、そこに鎮座する薪ストーブ、外に広いウッドデッキがあること。バイクと暮らすには最高のモデルと言える。
このカントリーログは床面積23.9坪~40坪まで5種類ある。
建物価格:1800万円~2621万円(税抜)
※価格は建築地域の条件により異なります。
「憧れのガレージログに住む③」へ続く