BMWBIKES vol.89 掲載記事
Text & Photo / Nobuki Sakurai
Motorrad姫路
www.bmw-motorrad.jp/motorrad-himeji
BMW Motorradは幅広い年齢層の
ライダーに楽しまれているが
それでもまだまだ熟年層が多い。
そんな中、若くしてGSを楽しんでいる
ライダーに少し話を聞いてみた。
モトラッド姫路は、20代・30代のライダーで構成されたS1000RRのオーナーが多いことでも有名。しかし最近は、S1000RRからR1250GSに乗り替える若者も増え始めているという。なぜ今、若者がGSに乗り始めるのか、その理由をうかがってみた。
堀川「以前はS1000RRに乗ってました。新型のS1000RRを注文してましたが、白馬モトラッドデイズにF750GSを借りて行ったんです。その時の積載性とポジションがすごく楽で、そこからGSが気になり出したんです。僕は普段も遠出が多いので、改めてGSの快適性と実用性に気づいたんです。で、HPカラーを見てすごいカッコイイな、ということで乗り替えました」
廣本「僕もBMWには3台乗り継いでいるんですが、前からGSには憧れがあったんです。ほかのバイクと違うルックスとかフロントテレレバーなど、独自性がすごいと思ってましたね。そして意外とスピードもしっかり出るところも魅力的。堀川さんとは友達なんですが、彼がGSにするというので、僕も乗り替えを決めたんです」
桑原「私はもともとサーキット走行が好きなので、新しいS1000RRを注文していたんですよね。しかし、なかなか入庫しなくて(笑)そんな中、やはりモトラッドデイズへ16年のRRで行ったんですよ。前年は皆S1000RRだったので、よく休憩してくれたんですが、今回は先導ライダーがGSだったので、休憩のタイミングが合わなくて、えらいしんどいんですわ。そこでGSに試乗したら、とても乗りやすい上に速くてびっくり。正直GS系には乗るのは無理やなぁと思ってたんですが、いざ乗ってみたらぜんぜん乗れるやん、と。マフラー替えたら音もええし、かっこええ。今後は林道に行きたいと思いますわ」
西谷「私はGSではなく、2016年のS1000RRが愛車です。新しいS1000RRも魅力的ですが、やはりアシンメトリックのマスクデザインがかっこいいんですよね。あと16年モデルは排気音も最高。周りがGSに乗り始めて興味は出てきましたが、まだしばらくはS1000RRを楽しもうと思っています」
なるほど、皆さんGSにしろRRにしろ、やはり「かっこいい」ことが大切のご様子。そのうえでGSの実用性が認知され、人気が出始めているということなんですね。
古くからの友達という堀川さんと廣本さん。二人ともGSの前はS1000RRのオーナーだったが、今はGSのカッコよさと実用性にとても満足だという。
今回集まったユーザーの中で今もS1000RRに乗り続ける西谷さん。ツーリングのペースは違えどもまだまだ16年式S1000RRは魅力的という。しかし仲間のGS乗り替えを見て、かなりGSは魅力的に見えてきている様子だ。「GSに乗ったらブロックタイヤ履かせて林道行きたいよね!」。ディーラーで知った顔の仲間が集まるとツーリングやカスタムの話で盛り上がる。それもまた楽しい時間だ。
今回集まった3名のGSはどれも同じHPのプレミアムスタンダード。フォグランプやエンジンガードなどルックスは似ているが、細かい部分で各自が違うカスタムをしているのも面白い。
ユーザーと一緒に遊ぶ店
広い店内には最新モデルから認定中古車まで多数のモデルを展示。イベントも多く、アフターフォローもばっちり。