BMWBIKES vol.90 掲載記事
Text & Photo / ツアラテックジャパン
ツアラテック(以下ツ)「リターン前のバイク歴を教えて下さい」
渡辺「今から35年以上前、16歳の時にツアラテックの社長家族とモトクロスにいったのがバイクデビューでした。その後オフロード一筋でMR50、DT125、XT250T、TT350と乗り継ぎ、社会人になるまでは野宿ツーリングやエンデューロレースに明け暮れる毎日でした。しかし、社会人になってからはバイクには乗らなくなり、30歳の頃にバイクも手放してしまいました」
ツ「今回、バイクにまた乗ろうと思ったきっかけは?」
渡辺「現在53歳ですが、なんとなく定年後はバイクに乗るのが体力的に困難になるのではという漠然とした焦りもあり、今でしょ! という決意のもと、まず大型免許を2年前に取得しました。そんな折、ツアラテックの『ちょっとそこまでキャンプ』というイベントに借り物バイクで参加し、バイクキャンプの楽しさを思い出し購入を決意したのが3週間前です」
ツ「今回購入したバイクはR1200GSですが、このバイクを選択したのは何故ですか?」
渡辺「学生時代は免許もお金も無く必要もありませんでしたが、実はビッグバイクに乗りたかった。ビッグバイクでオフローダーとなれば選択肢は狭まりますが、いろいろ試乗したり検討した結果、どこからともなく聞こえてきた(いつかはGS)という呪文にとりつかれ、気がつけば購入していました」
ツ「アクセサリーパーツをいろいろと着けたようですが、どんなものをチョイスしましたか?」
渡辺「かつての野宿ライダー、オフロードツーリングを実践するために、バイクのプロテクターやアウトドアグッズを簡単に収納/運搬できるものが必要だと思い、その辺を中心に考えました」
ツ「多くのライダーはアイテムの取り付けをショップにお願いしますが、今回DIYでやったいきさつは?」
渡辺「もともと学生時代はエンジンのオーバーホールも含めてすべて自分でやる派だったので、このたび30年ぶりにスパナを握ってみた訳です」
ツ「じゃ、DIYはお手の物という訳ですね?」
渡辺「いやいや、もう目も悪いし、かつての器用さも失われ、思った以上に時間がかかりましたが楽しかったです。昔のように整備をしているとわらわら仲間が集まり助けてくれたりして、バイク仲間っていいな、と思い出しました」
ツ「1日でずいぶんバイクの見た目が変わりましたがどうですか?」
渡辺「ワイルド感が増し、大満足です。これからはそのポテンシャルを生かせるライダーを再び目指したいと思います」
ツ「最後に今シーズンの予定をお聞かせ下さい」
渡辺「まずは久しぶりに自分のバイクに乗ってキャンプに行きたいです。ツアラテックの企画にも楽しそうなのがありますね。今度参加してみたいと思います」
バイクのばらしが進んでいくにつれ「バイクを裸にしちゃった」と喜んでいたら、周囲から「バイクだけを裸にするのか?」と発破をかけられ、いつの間にか自分も裸になるという……そんなノリも大事?
今回渡辺さんがR1200GSラリーに装着した
ツアラテック製品をざっとご紹介。
・クラッシュバーエクステンション
・純正補強フレーム
・サイドスタンドエクステンション
・ZEGAEVOブラック45
・エンジンアンダーガード
・GDハンドプロテクター
・ワンダーリンク
・LEDライト
・アジャスタブルブレーキペダル
・可倒アジャスタブルBCレバー
なんと総額50万円以上。
全部自分で装着したなんてすごい!
渡辺さんはツアラテック代表である水谷さんの高校時代の同級生。昔はオフロードバイクでレースやキャンプに明け暮れていたそうだ。上は1980年代の当時の写真。ツアラテックキャンプに参加した翌週にはR1200GSラリーを購入したとのこと。一度火が付いたリターンライダーは熱い!
営業時間:10時~19時
営業日:土日、祝日
〒252-0157
神奈川県相模原市緑区中野988
TEL:042-850-4790
www.touratechjapan.com
2020年はツアラテックがドイツで誕生して30年の記念の年。それを記念し30周年記念グッズが続々登場。水谷代表(右)が着用し高橋店長(左)が手に持つロングTシャツもそのひとつ。先日、本国のアルベルト・レインハート代表が日本来日の際に持参した品。4月から防水バッグやリュックなどが続々店頭に並ぶ予定だ。尚、ショールームは昨年冬から土日のみの営業となっているのでご注意を。