Text & Photo / Ryo Tsuchiyama　デウス‧エクス‧マキナ jp.deuscustoms.com

BMWBIKES vol.101掲載記事

ヨコハマホットロッドショーから6日後の12月10日（土）に、東京‧浅草のデウス浅草でデウス‧エクス‧マキナと木村信也氏のスペシャルコラボイベントが開催された。当初からヨコハマのショーのあとに開催が予定されていたこのスペシャルイベント。ファッションやサーフ、そしてモーターサイクルをテーマにしたアパレルやショップを世界中に展開するデウスでは、「デウス‧バイク‧ビルド‧オフ」という世界的なカスタムバイクイベントを開催していた。

2015年に神奈川の七里ヶ浜で日本での最初のイベントが開催されたとき、アワードとして用意されていたのが木村信也氏のハンドメイドによるトロフィーだった。そんなデウスとの縁もあって、The WAL Mk.Ⅱの来日に合わせて木村氏をフィーチャーしたスペシャルイベントが組まれていたのだった。

ヨコハマでのThe WAL Mk.Ⅱの展示が不可抗力によってキャンセルとなり、日本初お披露目がデウス浅草となったこともあり、当日はイベント開始時間前から数多くのカスタムファンが集結。イベントに合わせてデウス浅草も店舗の周りに臨時の駐車場を用意していたが、そこもあっという間に満員御礼。

R18 The WAL Mk.Ⅱと木村氏の注目度の高さを伺わせた。当日のトークショーではスライドを交えて製作風景や車両のコンセプトなどを語った木村氏。

会場に集まった車両を熱心に眺めたり、ファンとの談笑を楽しんだりと終日にわたって日本のバイクファンとの交流を満喫していた。

ヨコハマに引き続き、ジャーナリストの河野正士とともにトークショーを行なった木村信也氏（右）。第二形態へと進化したThe WALについて製作風景などスライドを交えながらR18の魅力や自身の世界観について語った。会場となったデウス浅草は通常の店舗前の駐輪場のほかにも特設駐輪場を設置。メーカーを問わず数多くのライダーが集結した。トークショー終了後にはこの日のために製作されたスペシャルステッカーを木村氏自ら来場者に配布！

デウス浅草にて日本初お披露目となったThe WAL Mk.Ⅱ。2mm厚のアルミを機械を使わずに叩き出した新作カウルを装備。最初のバージョンでもカウルは装着していたが、スポーツエンデュランスとしての機能を考え直した結果、大型カウルの製作に着手したのだという。カウルステーは給油口のマウントを利用するという凝った作り。新造したカウルにはThe WALのエンブレム（クジラ）をセット。