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Photo / BMW Motorrad
フラットツインエンジンを搭載するRシリーズの中でも、本格的にスポーティな走りが楽しめるスポーツツアラーR1250RSがマイナーチェンジを受けて登場。
2021年から搭載されたシフトカムシステムやユーロ5への対応はそのままに、ライディングを支援する高精度な電子制御デバイスが大幅に改良された模様だ。
具体的にはダイナミックトラクションコントロール(DTC)を大きく改良したことで、より様々なシーンの路面に対応。高いレベルの安全性を実現した。またこれまでのライディングモードに加え「ECO」モードも新設。このモードは、エンジンのトルク特性をよりソフトすることで、効率の良いライディングを生み、その結果、燃費性能が向上するという。
またメーターも新しい6.5インチサイズのTFTカラー液晶メーターに変更された。さらにブレーキング時の安全性をより高めるBMWインテグラルABS Proに加え、ブレーキング時に駆動トルクを減少させ、後輪の制動力を最大限に活用するダイナミック・ブレーキ・コントロール(DBC)も標準装備。
スタイルスポーツはシングシートカウル風のカバーを装備し、よりスタイリッシュなルックスになっている。
エンジン | 水冷4ストDOHC4バルブ水平対向2気筒 |
内径×行程 | 102.5×76mm |
排気量 | 1254cc |
圧縮比 | 12.5 |
最高出力 | 100kW/(136HP) /7750rpm |
最大トルク | 143Nm/6250rpm |
ミッション | 6速リターン |
全長×全幅×全高 | 2202×925×NAmm |
軸間 | 1530mm |
シート高 | 820mm |
タイヤ | F:120/70ZR17 R:180/55ZR17 |
タンク容量 | 18ℓ |
車両重量 | 243kg |
軽快で親しみやすく初めてのフラットツインとしても人気のR 1250R。しかし他のRシリーズ同様にシフトカムが搭載されたことで、よりスポーツ性が増し、最近はサーキット走行会などでもよく見かけるようになった。そんなRも、RSと同様にモデルチェンジを受けて登場する。
基本的なシフトカム機構やエンジン出力、車体構成は従来通り。RSと同じダイナミックトラクションコントロール(DTC)の改良、燃費を飛躍的に向上させる「ECO」モードの新設、そのモード設定を行なうTFT液晶メーターが6.5インチサイズに変更されたことが主なモデルチェンジポイント。
またこれもRS同様に「スポーツ」と名付けられたモデルは、ブルー、レッド、ホワイトのスポーツカラーにシングルシート風カバーやゴールドのブレンボのブレーキキャリパーを装備するなどよりスタイリッシュなルックスだ。
細部では新型のLEDウインカーとLEDヘッドライト、デイタイムライトの装備、ヘラーとUSBの二つの電源ソケットを採用。これは日本では未確定だが、オプションでスポークホイールも用意されるとのこと。
エンジン | 水冷4ストDOHC4バルブ水平対向2気筒 |
内径×行程 | 102.5×76mm |
排気量 | 1254cc |
圧縮比 | 12.5 |
最高出力 | 100kW/(136HP)/7750rpm |
最大トルク | 143Nm/6250rpm |
ミッション | 6速リターン |
全長×全幅×全高 | 2165×880×NAmm |
軸間 | 1515mm |
シート高 | 820mm |
タイヤ | F:120/70ZR17 R:180/55ZR17 |
タンク容量 | 18ℓ |
車両重量 | 239kg |