BMWBIKES vol.86 掲載記事
Text / BMWBIKES編集部
Photo / BMW JAPAN
各二輪雑誌編集長が集結!?
BMWにはR1250GSをはじめあらゆる「GS」が存在する。もはや同社のアイデンティティといっても過言ではないGSシリーズを各二輪雑誌の編集長がとっかえひっかえ。その顛末は?
昨年の秋に突如としてR1250GSが発表されてからというもの、F-GSのデリバリーも本格的に始まり、この半年間のBMWモトラッドにおけるGSのラインナップはがらりと変わったと言っていい。R1250GS、R1250GSA、F850GS、F850GSA、F750GS、G310GSそしてアーバンG/Sと、「GS」と名の付くモデルは実に7機種も存在する。
BMWジャパンとしては、そんなGSシリーズの魅力を、各バイク雑誌の編集長にきっちり味わってもらいたいという趣旨があったのだろう。この第1回GSプレスミーティングは主要雑誌の編集長が一堂に集められ、1泊2日で全員がGSに乗って、とっかえひっかえしながらツーリングをしようという、前代未聞の企画として実施された。
しかし開催日は朝から猛烈な雨で、気温も10度前後の寒い日。東名高速を厚木で降り、本来はターンパイクを上がるところがなんと頂上が雪で通行止めという悪天候だ。修善寺からだるま山を上がり西伊豆スカイラインを走るも濃霧でまったく前が見えず、もはやどこを走っているのかわからないほど。しかし、そんな過酷な状況だからこそグリップヒーターの恩恵をおおいに感じ、高いスクリーンが雨を防ぎ視界を確保、また滑りやすい路面もアドベンチャーモデルだからこその走破性と、ABS、トラコンといった電子制御が生きてくるのがよくわかったのである。
ずぶ濡れで宿に到着するころには、各出版社という枠を越え、もはや苦難を乗り越えた同志の感覚となり、夜の宴会はおおいに親交を深めることに。
翌日は朝から快晴で、前日のうっ憤を晴らすかのように僕らは最高の天気の中、最高の道で、最高のGSというバイクを心底楽しんだのだった。
翌日の晴れた林道を1250アドベンで挑戦。その巨体に苦労するかと思ったいたが、何の苦労もなく走り切ってしまったのには驚いた。1200以上にサスペンションと電子制御がレベルアップしているようだ。
落ち着いた純和風ホテル
今回宿泊した今井荘は、1934年に開業した歴史ある温泉ホテル。旅館のすぐ前が砂浜で昭和天皇や明仁天皇も宿泊実績がある。料理、風呂、景色、ホスピタリティは素晴らしい。◎素泊まり5184円~、1泊朝食付15552円~。
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