Something new and nostalgic Retro-futuristic custom!!

Photo：BMW Motorrad　｜　Text：BMWBIKES

BMWBIKES vol.107 掲載記事

　昨年発表され、これまでにない気軽でポップなコンセプトのＥバイクとして話題になっているCE-02。街を軽快に駆け抜け「Ｅパルクーラー」と呼ばれるこの電動バイクをベースに、オーストリア・グラーツのデザイン＆メーカーズスタジオ「VAGABUND」がカスタムしたのがこのモデルだ。

新しくてどこか懐かしい　レトロフューチャー的カスタム!!

これで町を走りたい！
新しさと懐かしさの融合

　VAGABUNDの創設者でありマネージングディレクターのポール・ブラウチャート氏は、このモデルについてこう語る。

　「ＣＥ−０２の全体的なデザインは、VAGABUNDが常に新しい道を切り開き、既存の製品を独自の方法で再解釈しようとする姿勢に最適なモデルでした。このプロジェクトでは、デザインのアプローチを『レトロフューチャー』と定義して、ＣＥ−０２の未来的なオリジナルデザインに、レトロな要素を組み合わせ、見る人に親しみを感じさせるようにしました」

　丸型のスイッチボタンや、昭和の冷蔵庫を思わせるボディカバーなど、その雰囲気は懐かしさに溢れ、サイレンサーのように見える部分は傘ホルダーとして機能。また「Teenage Engineering」の美しくデザインされた「OB−4 マジックラジオ」をシート脇の目立つ場所に配置することで、懐古と音楽を意識的に楽しむなど、まさにレトロな要素と未来的なデザインが融合した新しい世界観の表現に成功している。