Text&Photo:BMWBIKES
BMWBIKES vol.104 掲載記事
本誌104号で紹介した1924年式R32を始め、数台の貴重な旧車がキレイに並べられたミュージアムが、福島市の郊外にオープンした。
世界的に見ても珍しい旧車コレクション
本誌の102号では、BMWが世界で初めて自社製オートバイとして販売した1924年の「R32」を始め、R32の後継機種である1926年の「R42」、市販車で世界初のDOHCを搭載した「RS54」、そして初の単気筒モデル「R39」と4台の旧車を巻頭特集でピックアップした。これらの車両はすべてモトラッド福島の安齋氏が所有するコレクションで、今年のモトラッドデイズでも100周年特別展示として飾られていたので、その貴重な実車を見た方も多いだろう。
そんなモトラッド福島は、福島市の市街地にあるわけだが、そこからバイクで10分ほどの郊外にモトラッド福島ミュージアムをオープン。アンナガーデンというおしゃれなカフェや店舗が連なる一角に教会があり、その脇にミュージアムはある。
店内にはこの4台以外にも数台の旧車が美しく飾られ、まさにミュージアムといった雰囲気だ。展示されているのは旧車ばかりでなく、HP2スポーツ、R100RS、R80G/Sといった往年の名車が並び、中古車として販売されている。中には新車のHP4レースという激レアモデルまであるから、マニアには垂涎ものだ。
またこちらの店舗ではBMWモトラッドのレンタルバイク”RENT A RIDE”のサービスも行なっている。ここから、雄大な絶景ロードとして有名な磐梯吾妻スカイラインまでは約20㎞ほど。磐梯吾妻スカイラインを降りて、裏磐梯を巡り、ゴールドラインで猪苗代へ抜け、同店舗へ戻るといった日帰りツーリングも充分に可能だ。気になる新型モデルを試乗するには最高のコースなので、レンタルを楽しむには最高の立地なのである。