Text / BMWBIKES編集部
Photo / Koichi Ohtani
GSと もっと、ずっと、どこまでも
-第4章-
GS乗りなら誰もが憧れる
インターナショナルGSトロフィー。
その国内予選が絶景の広がる志賀高原の
スキー場を舞台に繰り広げられた。
果たして栄光を手にした5名のライダーは!?
2年に一度、世界中からスゴ腕のGS乗りが集まって、GS乗り世界一を決める壮大な冒険的イベントがインターナショナルGSトロフィーだ。
2008年から始まり第8回となる2022年大会は、東欧のアルバニアを舞台に来年の9月初旬に開催される予定だ。この本戦には各国内で厳しい選考に勝ち抜いた男性3名、女性2名のみが参加できる。
そんなアルバニアへの道を決める国内選考会が9月23日~25日、長野県の志賀高原で行なわれた。今年の選考会には男女含めて50名以上がエントリー。
競技の内容はヒルクライムや遅乗り、アクセルターン、急旋回のスラロームなど実に様々だが、ランニングで目標物を探し出すフィジカル競技や、英語でGSの歴史について答える筆記テストなど、運転技術のみならず知能、知識、ときには仲間との結束力など様々な適応能力が問われるもの。
23日から始まった競技は25日の午前中で一通り終了し、そこで男性10名、女性5名が1次選考を通過。午後はいよいよファイナルステージとなり、スキー場の駐車場を使った広い競技会場には、10個の連続したセクションがファイナリストを待ち受けていた。秋の志賀高原の風は爽やかだが、会場は緊張と声援で熱気に満ちていた。
「インターナショナルGSトロフィー②」へ続く