今やBMWモトラッドのラインナップにおけるスポーツモデルとして不動の地位を築いた「M」と「S」。そのうちのRRとRの4機種がマイナーチェンジを受けて2025年モデルとして投入されるようだ。これまでとどこが変わったのか紹介していこう。
Text:BMWBIKES | Photo:BMW Motorrad
BMWBIKES vol.108 掲載記事
2眼のデュアルフロー
LEDヘッドライトに刷新
BMWモトラッドのラインナップ中で豪華なカーボンパーツを装備しつつも
過激なストリートファイターとして人気のM1000R。
装いを新たにヘッドライトがLEDの2眼タイプになり、より個性が強調された。
エンジンの出力とトルクに変更はないがユーロ5+の排ガス規制に対応。
ハイスロであるMショートストロークスロットルを採用し、DTCのパフォーマンスアップも最適化された。
・排ガス基準をユーロ5+に対応。 | ・ウイングレットの色変更。 |
・Mショートストロークスロットル採用。 | ・クラッチ/ジェネレーターカバーの色変更。 |
・ヘッドライトの改良。 | ・リヤフレームとスイングアームの色変更。 |
全長/全幅 | 2085×996mm |
軸距 | 1455mm |
シート高 | 830mm |
車両重量 | 199kg |
エンジン | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
排気量 (cc) | 999cc |
最大出力 | 209.4ps/13750rpm |
最大トルク | 11.5kg-m/11000rpm |
変速機形式 | 変速機6段 |
燃料タンク容量 | 16.5L |
タイヤサイズ | F=120/70ZR17 R=200/55ZR17 |
色 | 黒、銀、白 |
価格/国内発売日 | 未定 |
大型ウイングとシャーク
フェアリングの組み合わせ
初代モデルが2010年に市販されたS1000RRは、2019年にフルモデルチェンジし、
今回はそれをベースとしたマイナーチェンジ。大きな変更点はこれまでM1000RRに装備されていたような
大型のウイングレットと、初期型のサメのエラをモチーフにしたシャークフェアリングをリデザインしたこと。
これにより300km/hでのダウンフォースは従来の17・1kgから23・1kgへ増加した。
・排ガス基準をユーロ5+に対応。 | ・ウイングレット改良。 |
・プロライディングモードを標準装備。 | ・サイドフェアリング改良。 |
・Mショートストロークスロットル採用。 | ・フロントフェンダー改良。 |
全長/全幅 | 2073×848mm |
軸距 | 1456mm |
シート高 | 832mm |
車両重量 | 198kg |
エンジン | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
排気量 (cc) | 999cc |
最大出力 | 210ps/13750rpm |
最大トルク | 11.5kg-m/11000rpm |
変速機形式 | 変速機6段 |
燃料タンク容量 | 16.5L |
タイヤサイズ | F=120/70ZR17 R=190/55ZR17 |
色 | 黒、銀、白 |
価格/国内発売日 | 未定 |