今やBMWモトラッドのラインナップにおけるスポーツモデルとして不動の地位を築いた「M」と「S」。そのうちのRRとRの4機種がマイナーチェンジを受けて2025年モデルとして投入されるようだ。これまでとどこが変わったのか紹介していこう。
Text:BMWBIKES | Photo:BMW Motorrad
BMWBIKES vol.108 掲載記事
WSBKで大活躍した
技術を惜しみなく投入
2021年に初めて「M」を冠したスペシャルモデルとして登場して今回で2回目のモデルチェンジ。
今年はワールドスーパーバイク世界選手権で幾度も表彰台に上がるなど大活躍を見せた。
そのレースで培った技術をフィードバックしたのが今回のモデルチェンジだ。
ウイングレットの大型化、排気ガス規制への対応、そして4psのパワーアップと、着実に熟成されて登場する。
グラフィックはライトホワイトユニと、Mコンペティションのブラックストームメタリックの2色展開だ。
最高出力がアップした改良点は、新設計のピストン、チタンバルブ、吸気/
排気ポート形状、燃焼室形状、圧縮比変更、エアボックス形状、48mmから52mmに大型化されたスロットルバルブなど。
またステアリングヘッド部の剛性を最適化。
エンジンマウントポイントを、シリンダーヘッドからエンジンハウジングへ移設し、
剛性バランスもを向上させた。またMショートストロークスロットルの採用や
、DTCのアップデートでより、高速域での扱いやすさが増している。
・大型ウイングレットへ改良。 | ・エンジン内部パーツの改良。 |
・エンジン出力214psから218psに向上 | ・Mショートストロークスロットル採用。 |
・排ガス基準をユーロ5+に対応。 | ・ABSとトラクションコントロールの改良。 |
全長/全幅 | 2085×899mm |
軸距 | 1458mm |
シート高 | 865mm |
車両重量 | 194kg |
エンジン | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ |
排気量 (cc) | 999cc |
最大出力 | 218ps/14500rpm |
最大トルク | 11.5kg-m/11000rpm |
変速機形式 | 変速機6段 |
燃料タンク容量 | 16.5L |
タイヤサイズ | F=120/70ZR17 R=200/55ZR17 |
色 | 白、黒 |
価格/国内発売日 | 未定 |