IMPRESSION

インプレッション

ACTIVE R-GS用パフォーマンスダンパー

テスター:BMWBIKES編集部 テスト内容:街中、高速道路を約100km走行

問い合わせ:アクティブ www.acv.co.jp/active/

BMWBIKES vol.107掲載記事

不快な共振を制御して上質な乗り心地を実現!

◎適合車種:R1250GS(‘19〜’23)R1250GS-A(‘19〜’23)R1200GS(‘14〜’18)R1200GS-A(‘14〜’18)
価格:4万4000円(税込)
赤い〇で囲ったエンジン懸架のスタッドボルトを付属のボルトに交換してパフォーマンスダンパーを装着する。



エンジン懸架部のスタッドボルトは奥まった場所にあり、またネジロックにより固着している。外す際はかなりのトルクをかけ、逆側も支えないと外れない。またエンジンを懸架しているので、下からジャッキで支えることが必要となる。
フレーム後端のボルトは、パラレバーのトルクロッドを支えているので
パラレバー下部をジャッキで上げてトルクロッドの位置を合わせる必要がある。

前後のボルトを替えてしまえば、あとはステーを咬ませて本体を装着するだけ。
前側のボルトの締め付けトルクは75Nm


後部は56Nmとそこそこ強力なので、トルクレンチでしっかりと締めたい。
さっそく試乗してみると、エンジンのパルスが穏やかに。高速走行をしてみたら、その効果がしっかり体感できた。

梱包内容はたったこれだけ。前後の交換ボルトとステー、本体、カラーとシンプルなので、個人でも取り付けは可能だ。

ココがスゴイ

●簡単に装着できるが効果は大。

●メカニカルなデザインでルックス向上。

●連続走行で手のしびれが大幅軽減。

●ギャップを越えた際の衝撃が優しくなる。

ココがイマイチ

●最後の締め付けに最大で75Nm必要なので、

そこそこ大きなトルクレンチが必要な点。

装着して初めてわかる 優しく快適な乗り心地

 パフォーマンスダンパーというチューニングパーツをご存知だろうか。フレームの一部に装着することで、ダンパー内部のスプリングとオイルとガス圧力によって、路面の衝撃やエンジンの振動を減らし、快適な乗り心地を実現するというものだ。

 大手カスタムパーツメーカーでおなじみのアクティブから、R1250GS用のパフォーマンスダンパーがリリースされたというので、さっそくテストしてみた。

 まず装着だが、工具さえあれば個人でも充分に可能なもの。フレームのエンジン懸架ボルトを2本抜いて付属のボルトに差し替え、ダンパー本体を取り付けるだけ。懸架ボルトはかなりのトルクで締められているので、締め付けにトルクレンチ必須なのが、やや難点か。しかし装着した後に試乗してみると、その滑らかさは歴然だった。設定を変えていないのにサスペンションが絶妙に柔らかくなり、ブロックタイヤのゴツゴツ感が減ったのを実感。高速道路では約2時間の連続走行において、手のしびれがかなり軽減されたのも驚きだった。

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