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Mitsuoka CIRCUIT EXPERIENCE

BMWのハイパフォーマンスを体験するならサーキットがオススメだ。恒例の鈴鹿サーキット走行会を取材した。

開催日時:2024年5月16日(木)

開催場所:鈴鹿サーキット

Text&Photo:Kenji Natsume

BMWBIKES vol.106 掲載記事


誰もが本格サーキットを満喫できるスペシャルな1日

 関西、中部圏のBMW乗りの定番イベントとなったモトラッドミツオカ主催の「サーキットエクスペリエンス3」が鈴鹿サーキットで開催された。この走行会は毎回多くの参加者で賑わい、今回も90名のライダーが参加。数々の名勝負の舞台となった鈴鹿サーキットの国際レーシングコースでBMWのハイパフォーマンスを満喫した。

 この日は早朝強い雨が降ったものの、走行開始時間には路面も乾き、ドライコンディションの中での走行となった。この走行会の特徴のひとつが手厚い安全対策だ。初心者から上級者まで、走行グループは細かく分けられ、それぞれにインストラクターがついてペース配分をしてくれる。他のライダーとペースが合わなくても、インストラクターがきっちりとフォローしてくれるので、初心者でも不安になることはない。また世界GPで優勝経験を持つモトラッド浜松店長の宮崎敦氏や、鈴鹿8耐をはじめとする国内外のレースで活躍した武石伸也氏、国際A級ライダーで、ベテランインストラクターの中井直道氏の3名もゲストとして参加者を先導した。

 次回は9月19日(木)の開催が決定している。人気イベントなので早めのエントリーがオススメだ。


協賛各社からはじゃんけん大会用にTシャツやキャップといったグッズが提供された。目玉はタイヤ交換工賃無料券。
終了後に行なわれたじゃんけん大会。この参加者はダンロップの折り畳みの椅子をゲットした。
ピット内には協賛各社のブースが立ち並び、人気商品や既存の製品を展示。参加者は新商品に興味津々の様子。

2本のロングストレートで体感するBMWのハイパフォーマンス

S1000RRタイプMに乗る宮さんは、ハイペースクラスに参加した。鈴鹿サーキットの走行会は昨年以来2回目とのこと。今回は広島から参加したが、車両はショップがトラックで運搬してくれたため、自身は車で移動した。月に2度ほど岡山国際サーキットでスポーツ走行を楽しんでいるのだとか。「仕事の都合で平日に休みを取るのは大変なんですが、今回はたまたまお休みが取れたので参加しました」とのこと。
S1000RRといったスーパースポーツだけではなく、GSやRSでの参加者も決して少なくはない。2015年式のR1200GSのオーナーの目片さんは、憧れの鈴鹿サーキットを走りたかったということで昨年初参加し、今回で3回目の参加となる。「普段はツーリングがメインです。昨年は地元の滋賀県から青森県の大間まで走って、その後フェリーで北海道に上陸し、北海道ツーリングを満喫しました」。
さまざまなモデルのBMWがサーキットを快走。豪華インストラクター陣がしっかりとサポートしてくれる。
サーキット向けのハイグリップタイヤなど、豊富なラインナップを展示したメッツラー/ピレリのブース。
万が一の転倒時に膨らむことでライダーを守る、アルパインスターズのテックエアが展示され、希望者には実際に着用、作動体験もできた。
BMW用のビレットパーツやカーボンパーツを取り扱うFEED SPORTS JAPANのブース。ビレット製ピボットカバーやバックステップ、そしてM1000RR、S1000RR用のスクリーンといったパーツを展示していた。
発売されたばかりの電動バイク、CE02が展示された。走行の合間にはパドックで試乗する参加者も。
ダンロップブースではワインディングやスポーツライディングに最適なスポーツマックスQ5Aなどのタイヤを展示していた。
RS11やS23といったハイグリップタイヤを展示したブリジストン。エアゲージの校正サービスも実施していた。
GSのユーザーも多く参加していた今回の走行会。ミシュランはアドベンチャー用ツーリングタイヤのアナーキーロードなどを展示した。
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