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BMW R12/R12nineTカスタムの可能性は無限大!①

Text / BMWBIKES

BMWBIKES vol.105 掲載記事

今となってはBMWのラインナップで唯一無二の空冷エンジンを搭載したRnineTシリーズ。そのシリーズが新しく「R12」シリーズとして登場した。クラシカルでオーセンティックな存在であったRnineTの後継となるこのR12シリーズはいったいどんなバイクなのだろうか。

伝統の空油冷が大幅に刷新 ネオクラシックの定番となるか

定番人気のロードスターと
まったく新しいクルーザー

今回BMWより発表されたのは「R12」と「R12nineT」の2機種だ。

 エンジンは共に前作から引き継いだ空油冷1170ccDOHCフラットツインを搭載。2013年にセンセーショナルに登場し、カスタムやソウルといったコンセプトが見事にはまり、若い層にも多くのファンができたRnineTシリーズ。

 新型であるR12nineTは、サテンフィニッシュ調が特長のアルミ製タンクから、シートとテールハンプが、立ち上がるようなダイナミックなラインを生み出している。従来モデルと比較し人間工学が見直され、燃料タンクは30mm短く、幅も狭くなった。ライダーはハンドルバーに近くなり、膝の自由度が向上、フロント寄りの着座姿勢でよりスポーティなポジションになるという。

ドイツのBMW本社から発表された資料によると、このR12シリーズは、これまでのRnineT同様、今後様々なカスタムや派生モデルが生まれるようだ。想像するだけでもワクワクする。

 

 そしてもう一台が「ネオクラシッククルーザー」というまったく新しいカテゴリーへと踏み込んだR12である。「The Spirit of Easy」というコンセプトを掲げ、低いシート高とワイドなハンドルバーがリラックスしたポジションを実現。クラシカルで余裕感に溢れたスタイルが魅力的だ。日本には4月頃に導入される見込みだ。

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