IMPRESSION

インプレッション

Garage Revo BMW極太貫通ショート

BMWBIKES vol.101掲載記事

軽く掛けられて縦横押し歩きがラクラク
フレーム剛性が向上した新型ガレージレボ

◎対応機種:R1250GS、R1200R、R1200RS、RnineT Pure、RnineT Scrambler、K1300など
 ◎価格:6万9850円(税込)
スタンドとサイドフレームはピボットシャフトを軸にスイングする。極太シャフトを貫通させると、左側フレームは床面をしっかり捉えて安定。
車体が上がると6輪が接地して自由に押し歩ける。

テスター:BMWBIKES編集部 テスト期間:日常使用

問い合わせ:Garage Revo TEL:0120-160-710

garage-revo.com

BMW用の極太シャフトは金属パイプをポリアセタール樹脂(ジュラコン)でカバー。空冷と水冷でシャフトを通す向きを変える。
C型フックを標準装備するSTDショート。税込価格は4万150円。
貫通リアアクスル用の受けパイプもSTDショートに標準でセット。スタンド高さは後輪がギリギリ浮くようにすると軽い力で持ち上がる。
シャフト径はφ10~13mmから1本指定する。

ルミナスホワイト // マットブラック

ココがスゴイ

‧車体を垂直に立てることなく

 スタンドをセットできる

‧きわめて軽い力で掛けられる

‧自在輪のおかげで真横に押せる

ココがイマイチ

‧本体を持ち上げる際にロックしないと

 サイドフレームが振り子のように動く

‧構造が複雑で部品点数も多いため

 価格が高額

メンテナンススタンドの大半は後輪を地面から浮かせて保持することを目的としているが、それとはまったく違う視点から開発されたのがガレージレボである。

 

何よりユニークなのは、スタンドアップしたバイクを前後左右に自由に動かせること。中でも横方向に押せるスタンドは過去に例を見ない。「限られたガレージでバイクを効率良く収納したい」という動機から開発されたガレージレボが独特なのは必然である。

 

軽い力で持ち上がるのも大きな特長だ。自在輪の付いたサイドフレームとスタンドの位置関係によって、バイクの後輪の下に滑り込みながら後輪をリフトアップする。BMW用の大半をGSまたはGS-Aオーナーが購入しているという実績が有用性を物語る。

 

コンセプトや使い勝手の良さは従来モデルと同様に、本体の一部をパイプから鈑金加工に変更したのが新型ガレージレボ。これによって精度が格段に向上し、スイングアームを受けるパイプも丸パイプから角パイプとなった。

 

モノ造りにこだわり製造されるガレージレボ。「走りは大満足だからガレージ内でもう少し楽できたら……」というオーナーにはこれ以上ない安楽スタンドである。

 

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