Text / BMWBIKES Photo / BMW Motorrad
今年、2023年はBMWが1923年にオートバイを作り始めてから、ちょうど100年目となるアニバーサリーイヤーである。当然BMWは、100周年を記念した様々なモデルを用意することだろう。そしてさっそく登場したのが、このR18とRnineTの2台の美しいヘリテージモデルだ。
2019年にセンセーショナルなデビューを果たしたOHVクルーザーであるR18の記念モデル「R18 100Years」は、ブランド創立100周年を象徴する記念モデルで、さらにラグジュアリーさが増した仕上がりとなっている。
一番の注目点は漆黒のブラックと側面にクロームメッキを組み合わせた燃料タンク。タンク上面には「100YEARS BMW MOTORRAD」のエンブレムが入り、メッキ部の縁にはホワイトの子持ちラインが。シートに目を移せば、通常ならオプション設定のダイヤモンドステッチが施されたオックスブラッドカラーの上質なシート。
さらに目を引くのはノーマルと大きく違う円筒形のサイレンサーを採用していること。これはアクラポビッチ製なので、きっと重厚かつ心地のいい排気音を奏でてくれるに違いない。また特筆すべき機能として、クルーズコントロールが追加されている点も見逃せない。
このR18はR32が発表された1923年にちなみ全世界1923台の限定モデルで、現在各ディーラーで予約受付中だ。
タンクのクローム処理がもっとも目立つが、それ以外にもフロントエンジンカバー、シリンダーヘッドカバー、インテークパイプカバー、フットブレーキレバー、ギアシフトレバーなど多岐に渡りクローム処理が施され、もっともルックスを上げているのがアクラポビッチのストレートタイプマフラーだ。シングルシート仕様なのも潔くていい。