EVENT

イベント

13th GS DROPHY

BMWBIKES vol.96 掲載記事

開催日:2021年11月13日、14日
開催場所:埼玉県入間トライアルパーク
Text & Photo / BMWBIKES

新旧日本代表が顔合わせ!

13th GS DROPHY

過去のGSトロフィーに出場したライダーや
今も挑戦し続けるライダーなどの
有志や関係者が集まって
自分たちのオリジナルコンテンツを作り
日本のトロフィーライダーの技量の底を
上げているのがGSドロフィーだ。

解説はすべて英語で
競技も本戦さながら

 第4章でお伝えしたように、9月にインターナショナルGSトロフィー2022の日本代表5名が決定した。その選考会は白熱したものだったが、日本代表にとってはここからがスタートである。

 さっそく来年の9月にアルバニアで行なわれる本戦に向かってトレーニングを始めるわけだが、そんな彼らをサポートし、スキルを上げようと協力しているのが、過去の日本代表や、今も次のトロフィーへ向け挑戦を続けている有志のGSライダー達だ。

アルバニア大会に向けさっそくトレーニングを始めた5名の日本代表。始めはコミュニケーションに遠慮も多く、噛み合わない部分もあったそうだが、練習を重ねることで息が合ってきたという。
アンダーガードが当たるようなこぶを越える薮田選手。開催地はトライアルパークだけに、GSにはちょっと厳しいセクションも多く、スリッピーな泥濘路面も多かった。

 その陣頭を指揮しているのは、第6回モンゴル大会で日本代表となった田島 翔氏。彼がオーガナイザーとなりオリジナルのセクションを製作。参加者は3名一組となって競技をこなしていくのがこのGSドロフィーだ。

 競技の解説は全て英語で行なわれ、質疑応答も英語。競技内容もフィジカル系から頭脳系、ハードライディングまで本戦を髣髴とさせるセクションばかりだ。

 今回は選ばれたばかりの新日本代表の前に、第7回NZ大会の前日本代表が立ちふさがるという面白さもあり、非常に有意義で楽しい1日となった。

本戦さながらの過酷な
セクションをガチで楽しむ!!

競技の解説は全て英語で行なわれ、スタートやゴール位置の指定やジャッジも非常に厳しく行なわれる。
競技以外の時間は同じGS乗り同士、楽しい会話が弾む。とくにチーム戦なので、チームメイトとはより絆が深まっていく。
ホイールにはめられたタイヤを3本のタイヤレバーだけを使って一度外し、またはめる競技。タイムリミットは3分。タイヤを置いてホイールをはめるか、その逆かでタイムも変わる。
ドロフィー始め、走行会やイベントなどでよく会うのでほとんどが顔見知り。
会場は森の中ゆえ、競技終盤はかなり暗くなった。それがまた雰囲気を盛り上げる。
3人でバイクを押して倒木やこぶを越える競技。今回はこういったフィジカル系の競技が多かった。11月で気温は15度ほどだが、皆汗だくだ。
女子日本代表に選ばれたYUMI氏の豪快なライディング。
前日本代表の3名。スキルの高さはさすがの一言。
SNSでフォローする