Text / BMWBIKES
Photo / Yuuka Nishibe、BMWBIKES
R50/1で行く、こだわりの野宿
1960年式のR50/1で
日本中を旅する男がいる。
そのいで立ちから
所有する道具まで
すべてにこだわりを持った
彼のキャンプに同行させてもらった。
多趣味の自称旧車冒険家。
年越し宗谷岬を始め旧車で日本中を旅している。
愛車は1960BMW R50/1
1962HONDASuperCub c100
1966Lambretta SX200
1997YAMAHA Bronco。
元服飾関係のファッション好き。
インスタグラム:r50_1960
初めて望月さんと僕(本誌・櫻井)が会ったのは、かれこれ5年ほど前。琵琶湖のキャンプ場で行なわれたキャンプイベントでのことだった。
1960年式のR50/1はかなりのヤレ具合を見せていたが、しっかりと手が入っており愛されているのが分かった。
大量に積まれた荷物には、キャンプ歴30年以上の僕でも見たことがないような古いランタンやストーブを始め、ご自分で作ったというタープやシートなど、とにかくオリジナリティに溢れていたことに驚いた。
聞けば彼は、このR50/1にキャンプ道具を積んで日本全国を回っているライダーで、過去には宗谷岬の元日アタックも経験している旧車の冒険家だった。そんな彼が、ゴールデンウイークに友人とキャンプに行くというので今回同行させてもらうことにした。
眩い新緑が風に揺れる休日の午後、待ち合わせ場所でコーヒーを飲んでいると、軽快なエンジンを響かせて荷物を満載したR50/1が駐車場に滑り込んできた。
今回はSR400に乗る友人の西部さんも一緒だ。二人ともトラディショナルなバイクに合わせたコーディネートでとても素敵な雰囲気だ。そこから3台で少し走り、途中のパン屋でおやつを買ってキャンプ場へ入った。
今回キャンプで泊ったのは山梨県丹波山村の「奥秋テント村」。こぢんまりとしたバイクにはちょうどいいキャンプ場だ。バイク1台とテント一張りで1泊1500円。☎︎0428-88-0507
「きのしたベーカリー」は国産小麦100%、無添加生地、焼きたてパンの店。奥秋テント村から徒歩3分ほどなのでおやつなどにも便利。営業時間:10時~17時半、月・火定休。
「Nostalgic Camp With R50/1.②」
へ続く